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●末尾ルコ偏愛、お薦め「恋愛映画」トップ5。~「足りない女」ナスターシャ・キンスキーの『テス』。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「映画の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

『テス』

ロマン・ポランスキー監督の『テス』で一躍世界にその名と美貌を轟かせたナスターシャ・キンスキーは、高名な「異常俳優」の父クラウス・キンスキーから性的虐待を受けていたという報道はさほど映画ファンを驚かさなかっただろう。
なにせ、「クラウス・キンスキー」である。
しかし、「死者は最早罰を与えられない」虚しさ無力感はどうしても感じざるを得ない。

けれど、『テス』のナスターシャ・キンスキーはいつまでも美しい。
「イングリッド・バーグマンの再来」と言われたその美貌だが、確かに顔立ちなどに共通点はあるけれど、キンスキーの持ち味は、「足りない」ところだ。
その点は、イングリッド・バーグマンとはまったく違う。

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極限の愛、日常の愛、その言葉 2017年2月28日 [愛の景色]

大気の中の
見えない薄桃色の
花びらのように

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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「魅力的な広瀬すずと松岡茉優の対決を生かし切れなかった『ちはやふる 下の句』の欠点とは」。2018年2月28日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「魅力的な広瀬すずと松岡茉優の対決を生かし切れなかった『ちはやふる 下の句』の欠点とは」。

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

主演映画女優としての力を明確に認識させたのが『ちはやふる 上の句・下の句』だが、「惜しい映画」となっている。特に「カルタ取りのクイーン」として登場する松岡茉優がとてもいいだけに、(これならば、もっとずっとおもしろくなっていたのに)と残念ではあった。ただこの場合、「わたしにとっておもしろい」であって、それが「世間の皆さんにとってもおもしろい」とはいかないことは重々承知しているけれど、少なくとも「昨今の日本の世間の皆さん」よりは「わたしのとって」の基準の方が遥かに作品のクオリティは上がるというほどの確信はある。
『ちはやふる 下の句』の不満点は、結局「仲間がいれば最高」という『少年ジャンプ』的価値観に話を落とし込んでしまったことであり、そうなるとせっかく魅力的に創られた「広瀬すずVS松岡茉優」に対立がぼやけてしまうのだ。もっとも「仲間」というパターンは昨今日本だけでなく、現在ハリウッド映画最大のプロジェクトの一つである『アベンジャーズ』シリーズも似たような構造を持っており、そうなると「個々の美」がなかなか浮き上がってこない。

●原稿依頼などは、気軽にサイドバーのアドレスへご連絡を!

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●山田姉妹へのメッセージ「皆様」 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「音楽の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

こんばんは♪

>弦の皆様
 ↑
この言い方、いいですね。応用すれば、「鍵盤の皆様」とか「管の皆様」とか(笑)・・・高い気品と専門性を兼ね備えた表現です。

華様の向こうでガラスにへばりついておられる(笑)麗様・・・このお写真、素晴らしい!
まるでサスペンスフルなヒッチコックの映画!!

というわけで本日は、アルフレッド・ヒッチコック監督の『汚名』を推薦させていただきます。
イングリッド・バーグマンとケイリー・グラントのキスシーンは映画史上高名なのです!


・・・・・・

3月7日、山田姉妹ニューアルバム(セカンド)
『ふたつでひとつ〜心を繋ぐ、歌を継ぐ』発売です!!!

山田姉妹の公式ブログ
https://ameblo.jp/karei1224/
山田姉妹の公式ツイッター
https://twitter.com/karei1224

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●人生のブルースか?永田裕志VS中西学を観ながら、二人の異種格闘技戦的試合を思い出す。 [「言葉」による革命]

●人生のブルースか?永田裕志VS中西学を観ながら、二人の異種格闘技戦的試合を思い出す。

末尾ルコ「プロレスの話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

『ワールドプロレスリング・リターンズ』で、千葉で行われた永田裕志VS中西学を観たのだけれど、これは永田の「デビュー25周年記念」として組まれたカードだという。
試合内容はと言えば、なかなかにスローな展開で、二人とも時間の経過とともにありありとしんどそうな雰囲気を漂わせてくる。
永田のコンディションは中西よりいいのだけれど、中西の巨体を持て余し、スープレックス系の技も潰れてしまう。
永田裕志、1968年生まれ。
中西学、1967年生まれ。
二人ともわたしがほぼ興味を失っていた時期の親日リングを守ってきたレスラーだ。
「プロレスに興味を失っていた」というのもあるし、高知では一時『ワールドプロレスリング』が打ち切りになっていて、永田も中西も、主にその時期に活躍していたのかもしれない。
しかし永田裕志と中西学に関しては、極めて印象的な試合がいくつかある。
永田の場合は言うまでもなく、MMAルールでのミルコ・クロコップ戦でとエメリヤーエンコ・ヒョードル戦である。
この2つの試合についても様々に語られているけれど、まずミルコ戦については、永田自身、かなり高い確率で勝てると踏んで戦いに臨んだのだと思う。
MMA初期のミルコはまだグラウンドの対応を身に付けておらず、アマレス系や柔術系のファイターたちにとっては、(やれば何とか勝てるのではないか・・・)というイメージがあったはずだ。
しかしミルコは既に、「タックルに来られても倒されない」だけのスキルを会得しており、永田の力ないタックルをあっさり切った後は、ハイキックであっさり倒してしまう。
ヒョードル戦について永田は、「前日に試合決定を言われた」という証言をしているが、試合決定がいつであろうが、当時のヒョードルは他のMMAファイターたちが束になっても勝てそうにないほどの天下無双ぶりを発揮しており、永田が勝つチャンスは「ゼロ」だったと言ってよい。

侘しさが募ったのが、K1のリングで中西学が、何とK1ルールで打撃系のファイターと戦った試合だった。
専門性の高い打撃ルールでプロレスラーが勝てるはずはなく、中西はへっぴり腰で不細工な打撃風の動きをやりはしたが、まるで試合にならず敗退。

「プロレス内の試合」であろうが「期せずしてセメントになろうが」、「絶対に負けなかった(晩年の試合は別だが)」アントニオ猪木の敷いた異種格闘技路線も今は昔の感慨に浸った・・・というほどではないけれど。

千葉の永田裕志VS中西学・・・決して観客が盛り上がっているようには見えなかった。
(よく分からないけど、ベテランで頑張っているのだから最後まで観てやろう)という雰囲気の控えめな拍手や歓声が時折起きた。

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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ詩D「怒り」篇。2018年2月28日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ詩D「怒り」篇。

「怒り」

「怒り」は
うねる
時に引いては
反す
「怒り」はそう
時に
引いては
反す

(毎日、「末尾ルコ詩D」を書いてみましょう!わたしの創ったものを写すのではなく、ご自分で創ってみるのです。)

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