SSブログ

●エメリン・パンクハースト、そして「サフラジエット」~映画『未来を花束にして』の素晴らしい女優たち。 [「言葉」による革命]

●エメリン・パンクハースト、そして「サフラジエット」~映画『未来を花束にして』の素晴らしい女優たち。

末尾ルコ「映画の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

映画『未来を花束にして』の中でエメリン・パンクハーストの登場シーンは少ない。
しかしそれだけに効果的で、当時のパンクハーストのカリスマ性がヴィヴィッドに伝わってくる。
パンクハーストを演じるのはメリル・ストリープである。
ほんの僅かの出演シーン。
しかし数ある彼女の名演の中でも十分に記憶に値する、鑑賞者をドキドキさせる存在感だ。

暴力的闘争をも辞さなかったエメリン・パンクハースト、そして「サフラジェット」への歴史的評価は様々だが、『未来を花束にして』に出演しているキャリー・マリガンもヘレナ・ボナム・カーターも、文句なしに素晴らしい。

nice!(14)  コメント(1) 
共通テーマ:アート

●山田姉妹へのメッセージ「ヒノキ」 [「言葉」による革命]

●山田姉妹へのメッセージ「ヒノキ」

末尾ルコ「音楽の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

この番組は、壇蜜さんもご出演なのですね。独特の美意識を持ってらっしゃって、トークも含蓄があります。それにしても昨日から高知も寒くて、あわや風邪をひく寸前でした。今年はヒノキの花粉が記録的多さで飛散してもいるようですね。ご体調にはくれぐれもお気をつけてくださいね。RUKO

nice!(11)  コメント(0) 
共通テーマ:アート

●瀬川瑛子の歌唱を称賛するわたしです(←山田姉妹「みずいろの手紙」風に)&1987年ヒット曲は? [「言葉」による革命]

●瀬川瑛子の歌唱を称賛するわたしです(←山田姉妹「みずいろの手紙」風に)&1987年ヒット曲は?

末尾ルコ「音楽の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

演歌界の問題点「平成に入り、名曲が稀である。では名曲とは何か?」

瀬川瑛子の歌唱が好きである。
瀬川瑛子という人物も好きである。
もちろん「メディアに登場する瀬川瑛子」であって、その来歴については大雑把にしか知らない。

瀬川瑛子のステージ衣装の基本は「派手」である。
髪はいつの間にかずっと金髪だし、多くの場合大きな襟などを装着したドレスは蛍光色や原色がふんだんに取り入れられている。
その配色によっては、「でっかいアメフラシ」のような外見となる。
お笑いタレントとしてもそのナチュラルなボケぶりはベタだけれど気持ちよく笑えて好感が持てる。
しかしそれらすべては、見事な歌唱あってのことである。

瀬川瑛子の物真似をするタレントは以前から多いが、それだけ誰も真似できない個性を持っているからこそである。
「誰も真似できない個性」だから「よく物真似される」とはパラドックスだけれど、真実でもある。
「物真似芸」だから瀬川瑛子になれるだけなのであって、「歌手として」瀬川瑛子のようには誰もなれない。
そしてわたしはいつも、瀬川瑛子ならではの歌唱に魅了されている。
あの声、あの鼻へ抜ける息の使い方、クライマックスでは魂を引き絞るかのごとき歌唱法を繰り出してくる。
それでいて軽快な楽曲も華やかに歌いこなす。

瀬川瑛子は1947年に生まれており、現在70歳だが実に若々しい。

代表曲の一つ「長崎の夜はむらさき」は1970年にヒットしたというが、何と言っても「命くれない」のスーパーヒットである。

「命くれない」は1986年にリリースされ、1987年のオリコンシングルチャート年間1位となっている。
演歌が年間チャートの上位にランクされることは何度もお話しているように、昭和の時代は珍しくなかった。
だからこそ演歌歌手たちは、「今は売れなくても、いつの日か」と夢を持てていたのではないか。
現在、演歌自体が大きなセールスを記録することはまずありえない状況だ。
演歌歌手たちの驚くべき「歌う人間」としての力を考えたら、「今の状況は打破されねばない」と強く思う。

1987年のシングルトップ40を次に挙げておこう。

1 瀬川瑛子「命くれない」
2 中森明菜「TANGO NOIR」
3 吉幾三「雪國」
4 光GENJI「STAR LIGHT」
5 松田聖子「Strawberry Time」
6 中森明菜「難破船」
7 中森明菜「BLONDE」
8 尾形大作「無錫旅情」
9 五木ひろし「追憶」
10 少年隊「君だけに」
11 小泉今日子「木枯しに抱かれて」
12 長渕剛「ろくなもんじゃねえ」
13 徳永英明「輝きながら…」
14 南野陽子「楽園のDoor」
15 チェッカーズ「I Love you, SAYONARA」
16 少年隊「stripe blue」
17 中山美穂「WAKU WAKUさせて」
18 南野陽子「話しかけたかった」
19 少年隊「バラードのように眠れ」
20 BOØWY「MARIONETTE (マリオネット)」
21 TUBE「SUMMER DREAM」
22 TM NETWORK「Get Wild」
23 中山美穂「50/50」
24 中山美穂「「派手!!!」」
25 チェッカーズ「WANDERER」
26 本田美奈子「Oneway Generation」
27 堀内孝雄「愛しき日々」
28 南野陽子「パンドラの恋人」
29 森川由加里「SHOW ME」
30 石原裕次郎「北の旅人」
31 THE ALFEE「サファイアの瞳」
32 小泉今日子「水のルージュ」
33 南野陽子「秋のIndication」
34 尾崎豊「核 (CORE)」
35 近藤真彦「愚か者」
36 荻野目洋子「六本木純情派」
37 渡辺満里奈「ホワイトラビットからのメッセージ」
38 中山美穂「CATCH ME」
39 斉藤由貴「MAY」
40 杉山清貴「最後のHoly Night」

1987年は、映画
『アンタッチャブル』
『プラトーン』
が公開された年でもある。
この2作の出演者で、ロバート・デ・ニーロは別格だけれど、その他で最も活躍し続けているのがウィレム・デフォーであることは、ある意味感慨深い。

nice!(27)  コメント(1) 
共通テーマ:アート