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●『たかが世界の終わり』で連打される、フランス映画界の至宝たちのアップ!アップ!アップ! [愛の景色]

●『たかが世界の終わり』で連打される、フランス映画界の至宝たちのアップ!アップ!アップ!

末尾ルコ「映画の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

『たかが世界の終わり』でグザヴィエ・ドラン監督は、一つの家族、それは母はナタリー・バイであり、長男はヴァンサン・カッセルであり、長男の妻はマリオン・コティヤールであり、次男はガスパー・ウリエルであり、次女がレア・セドゥという恐るべき「家族」なのだが、90分強の作品中、この人たちの演技をほとんどクローズアップの連打によって抽出する。
そのテンポが心地いいのだ。
ロングの長回しで人間性を抉り出す映画もけっこう。
しかしシンプルにこう感じることもある、(もっと俳優たちの顔をよく観たいのに)と。
『たかが世界の終わり』はフランス映画界の至宝たちの「顔」を、これでもかこれでもかとアップで観客に叩きつける。
そして「俳優のアップ」こそ、舞台では味わえない「映画ならではの快楽」の重要な一つである。



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極限の愛、日常の愛、その言葉 2017年6月18日 [愛の景色]

しかしわたしは思うのだ、
「愛」であれば、
何もかも、
「直視」すべきではないかと

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●山田姉妹へのメッセージ「魔術的魅惑」 [「言葉」による革命]

●山田姉妹へのメッセージ「魔術的魅惑」

末尾ルコ「音楽の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

わたしの感覚なのですが、山田姉妹のお二人のベースにあるものはもちろんクラシック。今後もお二人がますますお磨きになり続けるクラシックの美は何よりの魅力として私たちファンの心を悦ばせてくださるでしょう。
しかしお二人の「凄さ」は、「奥深いクラシックのベース」とともに、「クラシックの範囲を大きく超越した魔術的魅惑」をお持ちであるところだと思うのです。
わたしが心からずっと感じ続けているのは、「クラシックのアカデミックな美と、アカデミズムを超えた想像を絶する美」の双方をお持ちなのがお二人のご歌唱であり、それはまさしく「魔術的魅惑」という言葉が相応しいまでの美であるということです。

この点について、もっともっと素晴らしい言葉で表現すること・・・これがわたしの人生の大きなテーマとなっております。RUKO

(この日、山田華様は梅によるジャムやシロップをお作りになっておりました)

は、は、は、華様!!!わ、わ、わたしには華様があまりに美しく眩し過ぎて、梅もジャムも見えません!ましてや背後の優雅な植物文様のカーテンも見えません!華様の笑顔が美しく眩し過ぎるのです!シロップ完成までの1か月、わたしは太陽に祈り続けます。「世界一美味しいシロップにな~れ」と♪RUKO




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3月7日、山田姉妹ニューアルバム(セカンド)
『ふたつでひとつ〜心を繋ぐ、歌を継ぐ』絶賛発売中!!!

山田姉妹の公式ブログ
https://ameblo.jp/karei1224/
山田姉妹の公式ツイッター
https://twitter.com/karei1224

山田姉妹『ふたつでひとつ ~心を繋ぐ、歌を継ぐ』インタビュー
http://www.billboard-japan.com/special/detail/2265

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「言葉」に関するあらゆることは、下記へご打診ください。 sueoruko?mail.goo.ne.jp (?を半角のアットマークに変えてください)

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●一事が万事のマスメディア異常報道~大谷翔平と稀勢の里の共通点。 [「言葉」による革命]

●一事が万事のマスメディア異常報道~大谷翔平と稀勢の里の共通点。

末尾ルコ「メディア批判で、知性と感性を鍛えるレッスン」

MLBエンゼルスはこの8日(日本時間9日)、大谷翔平投手が右肘内側側副靱帯を損傷し、故障者リスト入りしたことを発表しました。
さもありなんというところでしょうか。
わたしは大谷翔平という野球選手自体はどちらかといえば好きなのですが、この春の日本の大谷報道はいかにも「異常」でした。
その点は、理性ある人はよく記憶し、もうテレビメディアに改善を求めても無駄だろうけれど、少なくとも「異常は異常である」と認識できる人を増やしていかねばなりません。

・・・

この内容についてもう少し詳しく説明しましょう。

「2018年春の大谷報道がいかに異常だったか」
まず地上波における大谷報道の、その「量」です。
もちろん地上波すべてのチャンネルをチェックしているわけではないですから、「目に入った範囲」ということになりますが、それでも十分すごかった。
BS契約を増やしたいNHKからして、朝の『おはよう日本』の放送中に、「今日は大谷が出場しています」だの「第2打席までの結果は~」だの、スポーツコーナーでもないのに何か大ごとが起こった時の臨時ニュースのようにアナウンサーが伝えてくださるのですね(笑)。
あの時点ではほとんど、(長いシーズン中の毎試合、毎打席を速報するのか、この連中は・・・)と呆れたものです。
民放では、恵俊彰の『ひるおび!』が毎日毎日事細かに打席やフォームの分析をしたり、いかに米国でとてつもなく注目されているか伝えたりと、なかなかのものでした。
「米国でとてつもなく注目されている」ということ自体、完全なフェイク情報なのですけどね。
大谷にすごく注目していたのは、「エンゼルスファン」、そして「一部MLBファン」でしょう。
まずMLB人気が米国内でどんどん低下しているという事実もあるし、このような地域密着のチームスポーツの選手に対しては、普通は「所属チームのファン」しか注目しないものです。
昭和の時代の読売巨人のようなチームはMLBにはありません。

そして『ひるおび!』であれ、NHKであれ、使われる言葉が聞いちゃいられない。
やれ、「スーパースター」だ、やれ、「全米熱狂」だ・・・(ああ、大本営発表ってこんな感じだったのか)とどうしても連想してしまいますね。

そして大谷翔平の活躍についてですが、その才能が素晴らしいことは誰もが理解しているでしょうが、MLBへ移籍した日本人選手はたいがい春先は活躍するのですね。
問題は、夏前あたりにどうなっているか、1年を通じてどうなるか、そして2年目以降も活躍できるかであって、今のところイチロー以外はこうしたハードルを超えきれてないのが実情です。
そんなこと、MLB通でないわたしでも知っているのに、マスメディアは「自分らの都合の悪いこと」には決して触れません。

例えば、「怪我にもかかわらず出場した」ことが美談としてもてはやされた稀勢の里は今どうなっているか。
日本のマスメディアって、一事が万事、この調子です。



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