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●映画『欲しがる女』はエロテなくて上等なサスペンス~マリナ・フォイスとジョセフィーヌ・ジャピの2女優に注目。 [「言葉」による革命]

●映画『欲しがる女』はエロテなくて上等なサスペンス~マリナ・フォイスとジョセフィーヌ・ジャピの2女優に注目。

末尾ルコ「映画の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

『欲しがる女』というフランス映画があって、WOWOWで放送された際には「エロまがい映画」のような扱いだったのだけど、どうしてどうして、観応え十分のサスペンス映画だった。
監督は、セバスチャン・マルニエ
主演は、マリナ・フォイス、そしてフランス映画界期待の20代前半の若手女優の一人であるジョセフィーヌ・ジャピが主人公の憎悪を受ける役として出演している。

6年ぶりに地元に帰ってきたコンスタンス(マリナ・フォイス)が以前の職場へ復帰しようとするが、自分のいたポストには若く抜群の容姿のオードリー(ジョセフィーヌ・ジャピ)が座っている。
で、コンスタンスはどうするか?
異常行動が始まるのだが、この女、もともとかなりサイコな野郎だったようだ。
そしてなぜかコンスタンス、やたらと肉体を鍛える。
それはまるで『ロッキー』のトレーニングシーンのように。

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極限の愛、日常の愛、その言葉 2017年6月21日 [「言葉」による革命]

わたしをどうでもいいと思っていた
あなたをわたしは世界で唯一の
大切な人だと思っていたわたしが
実はあなたをどうでもいいと
分かっていたと
今、よく分かった


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●山田姉妹へのメッセージ「クーちゃん」 [「言葉」による革命]

●山田姉妹へのメッセージ「クーちゃん」

末尾ルコ「音楽の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

(この日、山田姉妹のお母様がお家でクワガタムシを見つけられました)

これは見事なクーちゃん様ですね!クワガタムシは高知でも山間部でなければ滅多に見かけません。カブトムシよりも美しいですよね。ちなみにわたしは昆虫ではカミキリムシが一番美しいと思っております。それにしてもクーちゃん様、ミューズの歌声に聴き惚れてやって来たのに違いありません!RUKO

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●悲願の全仏オープン優勝、「最も偉大なルーマニア人」シモナ・ハレプの「美」と「ドラマティック」とは?そして日本人女子ランキングは? [「言葉」による革命]

●悲願の全仏オープン優勝、「最も偉大なルーマニア人」シモナ・ハレプの「美」と「ドラマティック」とは?そして日本人女子ランキングは?


末尾ルコ「テニスの話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」


※NHKのワールドカップ 日本VSコロンビア戦放送の番組欄を見たら、次のような文言が載っていた。

「あなたはどこで、誰とこの一戦を見ますか?」

・・・こういうバカなコピー、止めてほしいんですけど。

それはさて置き、

わたしは子どもの頃からいろんな国に興味があって、さらにティーンエイジの時代は日本よりも諸外国の方にばかり関心が行っていた。
だからと言って、それら国々をどんどん訪ねたわけではないが、例えば、東ヨーロッパに興味が集中していた時期もあった。
主にチェコスロバキア、ハンガリー、そしてルーマニアらが中心だった。
ルーマニアに関しては、ロサンゼルス五輪女子体操でエカテリーナ・サボーが米国のメアリー・ルー・レットンと金メダルを争い敗退した展開が強烈な印象だったが、それ以前に、ソ連を含む東欧共産圏が大会ボイコットを決め込んだ中で、「独自路線」を歩むルーマニアは参加。
派手な開会式の中、ルーマニア選手団が入場してきた時の米国観客の大歓声はいまだ耳に残っている。
ソウル五輪では、ダニエラ・シリバシュとオーレリア・ドブレというチャーミングな2本柱を擁してソ連に挑んだが、個人総合最終種目でシリバシュがシュシュノワに敗北。
その時テレビ画面に大写しになったシリバシュの大きな目からの涙を忘れられるはずもない。
その後、ソ連を含む共産圏の崩壊の流れの中、独裁者チャウシェスク政権が倒れ、チャウシェスク大統領は夫人とともに射殺される。
処刑された直後のチャウシェスクの顔が全世界のニュース番組を駆け巡ったのも恐るべき時間だった。

こうしてわたしの印象に残っていることがらだけでも、ルーマニアはとてもドラマティックな国である。
「ローマ(帝国)の末裔」を自認し、東ヨーロッパで唯一ラテン系の言語を持ち、『ドラキュラ』のモデルとなったブラド・デペシュ公の故郷でもあるルーマニアは、チャウシェスク時代に「みなしご部隊」を設けていたという情報も、現代に中世的なまでに非合理な社会を営んでいたイメージをわたしたちに植え付け、無責任にロマネスクな想像を広げてくれた。

さてそのルーマニアだが、21世紀は「シモナ・ハレプのルーマニア」である。

2014年全仏オープンでマリア・シャラポワととてつもない死闘を演じ、準優勝になった試合を含め、グランドスラム決勝で3度に渡り敗退。
特に昨年の全仏で当時ノーシードのエレナ・オスタペンコの衝撃的な爆発力に逆転負けを喫してからは、世界中から(ハレプ、今度こそ優勝してくれ!)という有言・無言の後押しが強まるばかりだった。
そして2018年全仏、対戦相手がべいこくの、これまたすぐに映画出演してもおかしくないまでに強く美しいスローン・スティ―ブンスであってのよかった。
しかも第1セットは圧倒的身体能力を誇るスローンの強烈なショットに圧倒され、(これはとてもじゃないが太刀打ちできない。2セットで簡単に負けるに違いない)と思わせるような展開から、第2セット途中より、「技」で相手の「パワー」を徐々に崩していき、第3セットは逆にハレプが一方的に押しまくって勝利を収める。

まるで夢を見ているような戦い・・・シモナ・ハレプがいつも創り出してくれるのが、それだ。

わたしにとってとても大切なこと・・・テニスのシングルスは、「1対1の戦い」である点、多くの格闘技と同様である。

Simona Halep vs Sloane Stephens - Final Highlights I Roland-Garros 2018(https://www.youtube.com/watch?v=VBc_XRYzZy4

ちなみにWTA女子ランキングの1位はこのシモナ・ハレプだが、日本女子を見ると、大坂なおみが18位!!!!!これは凄いことですが、他の日本勢は、100位奈良くるみ、121位日比野菜緒、162位加藤未唯、188位今西美晴、189位穂積絵莉、197位日比万葉と、何と数年前にグランドスラムシードまで上昇した土居美咲は200位内にさえ入ってない。
世界女子テニスはかように厳しい世界なのである。

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