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●夏を少しでも涼しく納涼お薦め映画~『エンゼル・ハート』。 [「言葉」による革命]

●夏を少しでも涼しく納涼お薦め映画~『エンゼル・ハート』。

末尾ルコ「映画の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

アラン・パーカー監督の『エンゼル・ハート』は、わたしが初鑑賞の際に(うわっ、こりゃ怖い!)と心底ビビった映画の一つである。
残虐シーンもあるにはあるが、スプラッターホラーのように連発されるわけでもなく、登場人物の絶叫シーンが乱打されるわけでもない。
しかしタイムズスクエアの雑踏の中、振り向こうとする男は誰なのか?
あのアパートメントの一室はなぜ赤く煌々と灯りがついているのか?
あの黒人夫人は誰の血を拭いているのか?
ハードボイルドノワールのぞくぞくする展開に身を委ねる快感と、そして何と言っても、ロバート・デ・ニーロ、美貌最盛期のミッキー・ローク、さらにシャーロット・ランプリングの共演こそ映画ファンにとって最高の愉悦である。

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極限の愛、日常の愛、その言葉 2017年7月26日 [愛の景色]

(あの人は自分を好きのようだ)で
(自分もあの人を好きがいい)とか、
馬鹿な観念を持っていたものだ、わたしは


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●山田姉妹へのメッセージ「大阪」 [「言葉」による革命]

●山田姉妹へのメッセージ「大阪」

末尾ルコ「音楽の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

素晴らしいイベントのお時間、本当によかったです。本日のお写真も、ものすごく素敵です。背景やご一緒に写るオブジェによって、普段とは違う魅力のお二人を拝見することができるのですね。では短歌的詩を一つ。大阪の 空の雲雀や 蝉たちも 目を閉じ聴き入る ミューズのメロディ by末尾ルコ RUKO


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3月7日、山田姉妹ニューアルバム(セカンド)
『ふたつでひとつ〜心を繋ぐ、歌を継ぐ』絶賛発売中!!!

山田姉妹の公式ブログ
https://ameblo.jp/karei1224/
山田姉妹の公式ツイッター
https://twitter.com/karei1224

山田姉妹『ふたつでひとつ ~心を繋ぐ、歌を継ぐ』インタビュー
http://www.billboard-japan.com/special/detail/2265

9月9日、山田姉妹高知公演、音楽を愛する方であれば、絶対です!

ポピュラーソングコンサート山田姉妹<よみがえる、青春のメロディー>

http://kkb-hall.jp/event/event_detail.cgi?event_id=271


高知公演だけでなく、山田姉妹のあらゆる公演、あらゆる活動を徹底的に応援します!

http://t.pia.jp/pia/artist/artists.do?artistsCd=D5210002


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「言葉」に関するあらゆることは、下記へご打診ください。 sueoruko?mail.goo.ne.jp (?を半角のアットマークに変えてください)

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●「剛力彩芽インスタ削除」の件についてのヤフコメ欄における、「女優」と「アイドル」に対する意識~『クローズアップ現代+』の「“つながり孤独” 若者の心を探って…」は皮相的な解決法はない。 [「言葉」による革命]

●「剛力彩芽インスタ削除」の件についてのヤフコメ欄における、「女優」と「アイドル」に対する意識~『クローズアップ現代+』の「“つながり孤独” 若者の心を探って…」は皮相的な解決法はない。

末尾ルコ「社会観察の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

昨夜書いた「剛力彩芽インスタ削除」に関連した話題だが、(この件について、ネット民はどんなことを書き込んでいるんだ)と観察がてらヤフコメ欄をチェックしてみた。
「こんなことをした剛力なんて、炎上して当然だ」的な書き込みはもちろん多かったが、「なぜこんなに叩かれているのか分からない」という書き込みもかなりあった。
それと同時に興味深かったのは、

「(剛力彩芽は)アイドルじゃなくて、女優なのだから、誰とつき合っても別にいいんじゃないか」

という意見が少なからず見られたこと。

なぜ興味深かったかというと、

ヤフコメ民の中のもまだかなりの割合で、

〈「女優」と「アイドル」を明確に区分け〉している人たちが存在するという点である。

さらに言えば、彼らの中でいまだ、

「女優>アイドル」

という図式が成立していることである。

これまた、なぜこの図式の成立が興味深いかというと、もうずっと以前から日本の芸能界はあらゆる段階においての「なし崩し」がどんどん進んでおり、特に「アイドルグループ」が大きな市場を生むようになってからは、「アイドル」が歌手をやるのはもちろん、「俳優」もやる、「お笑い」もやる、「司会」もやる、「ニュースキャスター」もやる・・・など、あたかも「アイドルは何でもできる人」という雰囲気に業界はなっている。
そうした雰囲気を助長しているのが多くのメディアであって、いまや批判的な意見は滅多に目にすることはなく、オリコンなどの、主に「売れているものに関するなんちゃって分析」しかできないメディアは、最近「テレビショッピング出演に俳優が出演することも、このところ都落ち感が薄らいだ」なんていう記事を書いていたくらいだ。
もちろん俳優や歌手というジャンルはある程度ボーダーが曖昧な方が活性化の可能性も高くなるし、よりクリエイティブな作品が生まれる場合もある。
しかしどう考えても日本は、「なし崩し」が酷過ぎで、どんな分野でも「何でもあり」状態に近くなっており、「熟練」や「専門性」を軽視する社会になっており、そんな社会は早晩沈没してしまうに決まっているのである。

しかし今でも少なからぬ人たちの中で、「女優」と「アイドル」の区分けが存在するのはちょっとした驚きであり、もちろん「女優」>「アイドル」という図式が常に成立するとも思ってはいないけれど、非常に興味ある観察だった。

話は変わるけれど、25日のNHK『クローズアップ現代+』の特集が、

「“つながり孤独” 若者の心を探って…」。

「つながり孤独」という言葉を流行らそうという気がよく伝わってくるが(笑)、番組サイトの説明は次のようなものだ。

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ツイッターやFacebookなどのSNSが急速に普及するなか、“多くの人とでつながっているのに孤独”という、“つながり孤独”を感じる若者が増えている。「SNSで友だちの暮らしを見て劣等感を抱く」「SNSでのつながりの薄さに孤独を感じる」。

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こういうのは皮相的な解決法を提示するのではなく、「人間の根本を見つめ直す」作業が必要なのですけれど。

この点についてもまた、お話していきましょう。



タグ:アート
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