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●我が母、心臓バイパス手術後8日目、リハビリ、そして「嚥下審査」~わたしの食事、良質のたんぱく質をどう確保するか?~どうなるスカーレット・ウィッチ!『アベンジャーズ エンドゲーム』へ向けて。 [「言葉」による革命]

●我が母、心臓バイパス手術後8日目、リハビリ、そして「嚥下審査」~わたしの食事、良質のたんぱく質をどう確保するか?~どうなるスカーレット・ウィッチ!『アベンジャーズ エンドゲーム』へ向けて。

末尾ルコ「母の話、食、そして映画の話題」

3月25日(月)手術後8日目

午後2時30分の面会。

母の一般病棟は今度は4人部屋。
ナースステーションへ声をかけ、母の名札が掲示された部屋に入る。
眠っているのだろうか、目を閉じている。
声をかける。
目を開く。

しばらく話をしていると、しっかりとした体格の白衣を着た男性が入ってきた。
リハビリ担当のスタッフだという。
母がリハビリを施してもらえる姿を見るのは初めてで、とてもいい機会だ。
と言っても、立って歩くとか、そんな段階ではない。
まだ鼻には酸素チューブが装着されている。
その時間のリハビリとは、腕を上げ下げしたり、脚を上げ下げしたり、母は「足首から先を動かしてください」という指示をすぐに理解できず、しばらく脚を動かしていたが、スタッフとわたしが、「ここ、ここを動かして」と足首のあたりを持ちながら言うとでるようになった。
次はベッドの側面から脚を下ろして座った体勢になる。
既に入院後10日を越えており、その間ほとんど寝た状態なので筋力は間違いなく落ちている。
「座る」という体勢でも右側に傾いたり、ややしんどそうだ。
次に、「さあ、立ってみましょうかねえ」と立位の練習に入り、これは簡単には立てそうにないなと思って見ていたところにどやどやと4~5人のスタッフが入ってきたのでリハビリは中断。
「嚥下審査」にかかるのだという。
つまり現時点での、「呑み込む力」の判定だ。
どのようにやるのかと思いきや、母の鼻にファイバーカメラを挿入し始めた。
きつそうに見えるが以外にも母はさほど苦しまない。
「息子さんもご覧ください」と、傍らに置かれたモニター画面はその場にいる人、そして本人にも見えるようにしてある。
「ちゃんとお水も飲み込めてますねえ」
そして次にスタッフの一人が母の口にスプーンで何やら赤いものを運んでいる。
「ああ、これもちゃんと飲み込めましたねえ」
どうやらイチゴ味か何かのゼリーのようだ。
「あ、これも上等に食べれるねえ。どうですか」と尋ねられて母、「美味しい」を連発。
「明日から柔らかい食事出せるねえ」という話になった。

・・・

母入院以来のわたしの食事だが、どうしても炭水化物が中心となってしまう。
「料理しない」食事でたんぱく質摂取はけっこう難しいですな。
まあ豆乳ドリンクを飲んでいるのである程度は摂れているのだと思うが。
野菜ジュースは毎日飲んでいるので、ビタミンなどもそこそこは摂れているのだろうけれど。
例えば3月23日の夕食は普通の野菜を摂りたくて、行きつけの野菜など屋さんで春菊を買って、ウインナーとともに『サッポロ一番塩らーめん』へ入れて食べた。
決して関心はできない食事だが、これが美味しいので困ってしまうのだな。

・・・

わたしはアメコミ物の熱心なファンではないが、時に『ローガン』のような大傑作が生まれるところがハリウッドの凄いところ。
というわけですごく遅ればせながら、『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』を観たけれど、スカーレット・ウィッチ(エリザベス・オルセン)の出番が多くて案外愉しめたのである。

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●山田姉妹へのメッセージ「仁王様」 [「言葉」による革命]

●山田姉妹へのメッセージ「仁王様」

末尾ルコ「音楽の話題で、知性と感性を磨くレッスン」

(山田姉妹は3月17日、長野県で「歌の花束コンサート」を行いました)


素晴らしきお時間、何よりでございます!そしてお二人はこの時、雪の精、雪の結晶の精・・・当然でございます。なぜならばお二人はその天上的ご歌唱で、いかなる寒さにもぺエチカを燈すことができるのですから。そう、その深く美しい眼差しで。アナよりも雪の女王よりも強く美しく。RUKO

「歌の花束コンサート」。
シンプルでいながら、何とお二人のコンサートに相応しいタイトルなのでしょう。
お二人のご歌唱はどんな花束よりも美しい花束。
お二人のご存在自体、どんな花束よりも美しい花束なのですから。

それにしてもこの仁王様、目がギラギラしてますね(笑)。
お二人のあまりに美しいご歌唱に、千年の眠りから覚めたのか、仁王様!
まあ、何年に造られたものかは存じませんが(笑)。
そしてこの目は一体どなたの?
この前ペロリンしてらした華様のような気もいたしますが。
さらにジャンプまで!
麗様の身体能力は存じておりますが、華様も実力を発揮すればこれだけの見事なジャンプがご可能なのですね。
す・て・き♪


●「言葉を語れ 美のように 戦士のように」

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●我が母、心臓バイパス手術後7、8日目、HCUから一般病棟へ・・・今度こそ順調に行けるか?~病室で観た『ダーウィンが来た』のアリジゴク~減益収まらぬくら寿司。 [「言葉」による革命]

●我が母、心臓バイパス手術後7、8日目、HCUから一般病棟へ・・・今度こそ順調に行けるか?~病室で観た『ダーウィンが来た』のアリジゴク~減益収まらぬくら寿司。

末尾ルコ「母の話、食の話題」

3月24日(日)手術後7日目

午後7時30分

HCUはICUのすぐ近くにあり、ドアを開くと廊下があって、その突き当り近くにナースステーションがある。
ナースステーションに一声かけてから母の部屋へ入る。
ベッド背が上がっており、座った状態で目を閉じている。
眠っているようだ。
傍らのテレビではNHKがついており、7時のニュースの後、すぐに『ダーウィンが来た』が始まった。
たまたまこの日は「アリジゴク」の特集であり、なかなかにおもしろく観ることができた。
子どもの頃の憧れの昆虫の一つがアリジゴクだったわけで、『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』の怪獣、宇宙人などは昆虫や動物たちの魅力的な要素を実に上手にデザインに取り入れていたものだ。
わたしが子どもの頃に大好きだった昆虫を思いつくままに挙げてみると、

アリジゴク
斑猫(ハンミョウ)
タイコウチ

カミキリムシ
クワガタムシ

ま、他にもいろいろあったと思うが、取り合えずこれだけ思い出した。
やはりいいですな、虫世界などに想いを馳せるのは。

3月25日(月)

午前10時過ぎ、わたしのガラケーに着信。
表示を見ると、「高知赤十字」となっている。
肝を冷やし急いで要件を尋ねると、「医師から一般病棟へ移ってよいと許可が出ましたので、これから移させていただきます。病室番号などはナースステーションで尋ねていただけますでしょうか」と。
前日にHCUに転室し、翌日に一般病棟へ。
これは思いの外、早い。
これは14日に入院してICUへ、15日にはHCUに移り、16日には一般病棟へとなったパターンと似てはいる。
母はしかし17日の早朝に2度目の発作を起こし、その日のうちに6時間半に及ぶバイパス手術へと至ったのだった。
もちろん極めて状態の悪かった心臓部の冠動脈に対して根本的な治療をしていなかった16日と、バイパス手術によって4本の新たな血管が心臓へ通された現在とは条件はまったく違いだろう。
しかしもちろん、毎日でも書き続けよう、言い続けよう、
「油断はしない」。

・・・

わたしがくら寿司をよく利用していることはこれまでも書いているけれど、その減益傾向はなかなか深刻なようで、最近も次のような記事を見かけた。


スシローと差「くら寿司」一人負けの理由
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190325-00028091-president-bus_all&p=1

あ、書かれている内容はごもっともなことばかりだが、逆に好調のスシローとの比較が目につきますな。
我が家の最寄りで、スシローとくら寿司の距離はさほどの差はないけれど、そして味は確かにスシローの方が上だとは思います。
ではどうしてくら寿司へ行く頻度が高いのかと言えば、一つは店の広さや駐車場の位置がベターであること。
そしてそもそも回転寿司味などの面で大きな期待はしておらず、比較すればくら寿司の方がやや格安で量的にもたっぷり食べられる・・・とこんな理由もあるわけだ。
ま、わたし、本物の寿司屋で食べたことないのですけどね。

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●〈「言葉」による革命〉・・・・「戦いの最前線」は、「家庭」・「カフェ」、そして「あなた」~「身近な人を幸福にする」という革命運動。 [「言葉」による革命]

●〈「言葉」による革命〉・・・・「戦いの最前線」は、「家庭」・「カフェ」、そして「あなた」~「身近な人を幸福にする」という革命運動。26

※2019年3月30日配信予定 末尾ルコ メルマガ(有料)より抜粋。

●〈「言葉」による革命〉・・・・「戦いの最前線」は、「家庭」・「カフェ」、そして「あなた」~「身近な人を幸福にする」という革命運動。

〈「言葉」による革命〉の「言葉の戦士」。
志していただき、一歩ずつでも歩み始めてくだされば、生涯にわたり、「成長している・社会貢献している」という実感を持ち続けられます。

そしてこの前もお話しましたね。
まず第一に、

「自分を幸福にする」
「身近な人たちを幸福にする」

この二つに、生涯挑戦し続けねばなりません。
誰もがすべきことなのですが、その実とても難しい。
それはある程度の人生経験を持てば誰しも理解できるでしょう。
かく言うわたしも、毎日毎日本当に難しいことだと実感しています。
できたり、できなかったり・・・しかし日々試行錯誤を繰り広げながら継続することで、徐々に現実として積み上がってくるはずです。



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●我が母、心臓バイパス手術後1週間目、HCUへ転室なる~この期間のわたしの朝食と『スナックサンド よこすか海軍カレー』プチ感想~ああ、ハイパーアクション『キング・アーサー』の退屈。 [「言葉」による革命]

●我が母、心臓バイパス手術後1週間目、HCUへ転室なる~この期間のわたしの朝食と『スナックサンド よこすか海軍カレー』プチ感想~ああ、ハイパーアクション『キング・アーサー』の退屈。

末尾ルコ「母の話、映画の話題」


3月24日(日)

心臓バイパス手術後ちょうど1週間目。
午後2時30分の面会。
母のベッドエリアへ入ると、看護士と何やら話をしている。
「29歳?えらい若いねえ」と笑う看護士。
どうやら年齢の話をしているようだ。
母はもちろん29歳ではない。
わたしが近寄ると直ぐに気づき、青年月美を尋ねるとしっかり答えられた。
看護士相手に適当なことを言っていたのかもしれないが、それとも朝も夜もないベッド生活なのでぼうっとする時間がけっこうあるのは間違いない。
昨夜気になった体温(深部体温)を見ると、37.9度。
今はこんなものなのか。
この時間担当の看護士は初めての人だったが、なかなかに愛想がよくて、丁寧に説明してくれる。
ちなみにここまでのところ、担当してくれている看護士はすべて女性である。
「昨夜、左手がちょっと力が入らないようにも言われてましたが、普段からお母さんは左がちょっと弱いですか?」
「うーん、そんなこともないんですが」としばし母の左手の状態をチェックしてみるが、特に大きな問題があるようにも感じられなかった。
しかしもちろん油断は禁物である。
半年に一度脳動脈をMRIでチェックしてはいるけれど、脳梗塞などのリスクも常に考慮していなければならない。
ただ、「この後HCUへ移りますので」という知らせ。
つい10日ほど前にHCU→一般病棟ととんとん拍子に行った後に2度目の発作が起こってしまったが、今回は大手術を経てのことだ。
嬉しくないわけがない。

・・・

この時期わたしの食事は、「店で買ったものをそのまま食べる」というパターンがほとんどだが、例えば3月24日の朝食は次のような感じだった・

フジパン『スナックサンド よこすか海軍カレー』(2つ入り1袋)
トースト1枚(マーガリン塗布)
サンキスト『9種類のくだもの野菜』
みかん1個

野菜類がどうしても足りなくなるので、一日2回は野菜(果物)ジュースないし豆乳加工ドリンクを飲むことにしている。
『スナックサンド よこすか海軍カレー』なのだけれど、カレー部分が少ないのがいただけなかったと、小さな感想を記しておこう。

・・・

家庭で映画を鑑賞する際、母も観る場合は邦画を選ぶことが多い。
洋画はどうしても時代背景とか各国事情とか母には理解し難いものが多くなってしまうのだ。
だから録画している邦画は今の時期滅多に観ずに、母の興味を惹きそうにない洋画を中心に観ているが、ガイ・リッチー監督の『キング・アーサー』ははちょっと酷かったな。
ガイ・リッチーは『シャーロック・ホームズ』もハイパーアクションにしてしまっていて、そちらは興行的には成功しているようだけれど、そして「今の観客たち」の興味を惹くためのハイパーアクション化のすべてを否定するつもりはないけれど、せめて「静と動のバランス」派取れないものだろうか。

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極限の愛、日常の愛、その言葉 2019年3月25日 [愛の景色]

「支える」とは何だろうね
「あなたを支えたい」もちろん

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●我が母、心臓バイパス手術後6日目、酸素マスクは外れたが、「深部体温」はどうなのだろうか~ある音楽バーのある女性が言っていた、「とてつもない困難の中の~」。 [「言葉」による革命]

●我が母、心臓バイパス手術後6日目、酸素マスクは外れたが、「深部体温」はどうなのだろうか~ある音楽バーのある女性が言っていた、「とてつもない困難の中の~」。

末尾ルコ「母の話、ある女の話」


3月23日(土)

午後2時30分の面会。

酸素マスクが外れている。
つまり酸素を送っているものは鼻へのチューブのみとなっていた。
もちろん酸素マスク越しよりも話がしやすい。
表情もよく見えるし、マスクがない分表情もいろいろと変わる。
ドレーンがまだ外されてないのが不思議ではあるが、少なくとも徐々に「管」や「機器」は少なくなっている。

午後7時30分

ほぼ眠っている。寝言のような言葉を繰り返す。
母が使用させてもらっているベッドの頭の側に血圧や脈拍などを刻々と示すモニターが設置されているが、この夜に気になったのが体温だ。
体温と言っても普段わたしたちが測ることの多い脇の下ではなくて、「膀胱内の体温」を常にモニタリングしているのだという。
このいわゆる「膀胱温」などを「深部温度」と呼ぶことも今回初めて知ったが、この夜の母は38度に達することが多くなっていた。
とは言え前日まではこの数値をさほど気にしてなかったのでしっかりした比較はできないが、確かだいたい37.5度強だったのではなかろうか。
看護士に尋ねると、「38度くらいなら、術後はどうしてもこのくらい出ることもあり」と言うのであるが、当然ながらとても気になる。
(これ以上体温が上がったらどうしよう・・・)と不安は尽きない。
しかし前日まではなかったラジオがつけられていて、何やら「いきものがかり」の番組を放送していた。
夜の時間は睡眠薬が効いていることが多く、二日続けて母は夢うつつである。

・・・

そう言えばかつて、そう、もう15年以上前になるだろうか。
わたしがまだ進学塾教師だった頃、仕事が終わるのが夜11時半くらいなのだったけれど、その後すぐに高知市の某音楽バーへほとんど連日直行していた時期があった。(なんと、一切酒を飲まずに 笑)。
よくもまあそんな生活をしていたと今となっては呆れるが、まだ塾教師になりたてで周囲との折り合いがまったくつかずに、わたしは職場以外に「場所」を求めていたのだ。
まあそこへ集まるのは音楽関係、音楽好きが多かったのだが、同時に映画や小説、プロレスや格闘技も好きな人たちは当時もまだまだ多かった。
店には「ある女」がいて、当時は30を少し出たくらい。
その界隈へ出入りする人たちの一部から女教主のように崇められている女だった。
わたしも彼女を知った頃は(こんな凄い人がいるのか)とカルチャーショックを受けたものだが、頻繁に会話を交わしていくにつれて、その考えの中に受け入れ難い要素がかなりあることが分かり、結局のところ短い付き合いだった(男女の関係ではありません)。

ただその人が言っていたことの一つでこのところ思い出すエピソードがある。
彼女は両親に深い愛情を持っていたのだけれど、父上が脳の病気で倒れた。
生命の危機に見舞われ、救急措置を待っている最中、彼女は生まれて初めて心の底から祈り続けたという。
麻痺は残ったけれど、父上の命は助かった。
こうしたとてつもない困難の過程で、彼女は(こんな時に笑えるだろうか)と思い、試みていたのだという。
わたしは今、どうなのだろうか。

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●〈「言葉」による革命〉・・・・「戦いの最前線」は、「家庭」・「カフェ」、そして「あなた」~「まず身近な人を幸福にする」という革命運動。 [「言葉」による革命]

※2019年3月26日配信予定 末尾ルコ メルマガ(有料)より抜粋。

●〈「言葉」による革命〉・・・・「戦いの最前線」は、「家庭」・「カフェ」、そして「あなた」~「まず身近な人を幸福にする」という革命運動。

はい。
この前もお話しましたが、

「あなたの身近な人を少しでも幸福にしてますか?」

この問い掛けに対して、どのような答えを胸に抱くでしょうか・

「全然、してないよ」
「そんなこと、思ったこともない」
「幸福に・・・してるんじゃないですかねえ」
「してます、してます!すごーく、してますよ!」

どうですかね?

取り合えずここでまず考えていただきたいのは、

「あなたにとって、身近な人とは誰ですか?」
「あなたにとっての幸福と、身近な人にとっての幸福とはどのよなものですか?」

はい、いかがでしょうか?

(続きは、有料メルマガでお願いします)



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山田姉妹『ふたつでひとつ ~心を繋ぐ、歌を継ぐ』インタビュー
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極限の愛、日常の愛、その言葉 2019年3月24日 [愛の景色]

でも時にあなたは
屈託なく輝き過ぎていて

屈託のなさは
時に残酷な春の日差しと同調していて

(これでいいのか?)と
わたしの心に桜貝の花の蔭を
感じさせる



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●心臓バイパス手術後5日目、母は「会話」ができるようになった。~大女優香川京子87歳、『ジャポニスム2018』で渡仏し、貴重なトークを。 [「言葉」による革命]

●心臓バイパス手術後5日目、母は「会話」ができるようになった。~大女優香川京子87歳、『ジャポニスム2018』で渡仏し、貴重なトークを。

末尾ルコ「母の話、映画の話題」

3月22日(手術後5日目)、午後2時30分の面会。
死きりのカーテンを開けて母のエリアに入ると、半身が起きた状態になっていて、酸素マスクはしているものの、すぐにこちらに気づいた様子で、担当していた看護士が「お母さん、お話しできるようになりましたよ」と言う。
わたしは母に近づく。
彼女の手はかなりむくんでいる。
酸素マスクで顔は覆われてはいるが、口のチューブは見当たらない。
「やっと喋れるようになったねえ!」と、わたし。
酸素マスク越しに母は肯いている。
その表情は笑顔に近いようにも見える。
「やっと喋れるねえ。毎日来よった(来ていた)こと、分かっちょった?」
「分かっちょった、分かっちょった」とうなずきながら、母。
わたしはこの時、3月16日以来の、「言葉による母との会話」を果たすことができた。
(ひょっとしたらもう・・・)という恐ろしい想像と戦おうにも戦いきれずいたわたしだけれど、ここでまた一つ、大きな壁を越えることができたのは間違いない。

すべての人間は結局死ぬ。
自殺を選ぶなど特殊な場合を除き、それがいつになるかは誰にも分からない。
どんなに愛する人たちであっても、どんなに親しい人たちであっても、「ある時の会話」が「最後の会話」となってしまう。
つまりわたしたちの人生とは、

「できる限り愛する人たちとの最後の会話を先延ばししようと努力するものである」とも言える。

今回の母の入院以来、つくづくそんな人生の真実をあらためて想っている。

それにしても我が母らしいと感じたのは、「喋ることができる」といってもまだICUの中であり、厳重な酸素マスク装着であり、ドレーンも省かれてないし、容態によっては再度口にチューブを入れ、喋ることができなくなるケースもあり得る。
なのによく聴いているとマスク越しにけっこう「おふざけ」を言っているのである。

そうこうしていると、若いやや小柄な男性が入ってきた。
リハビリ担当だという。
簡単なリハビリ計画書を見せながら、今後の体力回復について説明してくれる。
(そうか、もうリハビリも始めているのか・・・)
安心も油断もしない。
けれど嬉しくないはずもない。

・・・

溝口健二、小津安二郎、黒澤明監督の重大な作品に出演している偉大な女優香川京子は現在87歳なのだという。
香川京子はフランスで昨年から今年2月まで開催された『ジャポニスム2018』の「日本映画の100年」という企画にゲストとして参加している。
87歳でフランスへ行き、『山椒大夫』『近松物語』『東京物語』という掛け値なし、超弩級の傑作上映後に登壇、貴重なトークを展開したのだという。
凄い!

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