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●末尾ルコ フラグメント「ミシェル・ファイファー」 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ フラグメント「ミシェル・ファイファー」

『ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』と『バットマン リターンズ』のキャットウーマンだけでも、ミシェル・ファイファーはハリウッド史に残るミューズの一人と言える。

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極限の愛、日常の愛、その言葉 2019年5月6日 [愛の景色]

要するにあなたは
「日常」の向こうから突如現れた
そんな人のように見えた
感じた

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●わが母、心臓バイパス手術後闘病記42日目~高学歴家族を率いる(母の)末妹(つまりわたしの叔母)、突然の見舞い。~令和時代初日、わたしが読んだのはネルヴァルの『シルヴィ』と綾辻行人『殺人鬼Ⅱ』。 [「言葉」による革命]

●わが母、心臓バイパス手術後闘病記42日目~高学歴家族を率いる(母の)末妹(つまりわたしの叔母)、突然の見舞い。~令和時代初日、わたしが読んだのはネルヴァルの『シルヴィ』と綾辻行人『殺人鬼Ⅱ』。

末尾ルコ「母の話、読書の話題」

平成最後の日と令和1日目、本はジェラール・ド・ネルヴァルの『シルヴィ』、映画はクリント・イーストウッドの『17時15分、パリ行き』で過ごした。
元号が変わることに関して格別な思い入れも、もちろんセンチメンタルな気分も持ってないけれど、ここへきての「一つの区切り」と考えるのがわたし自身もしっくり来る感覚で、困難な20代に読んで衝撃を受けた大切なネルヴァルの『シルヴィ』を数ページでも読んでみようという趣向だ。
ま、その後は綾辻行人の『殺人鬼Ⅱ』を読んだのですけどね(笑)。
綾辻行人もすご~く久しぶりだけれど、この読みやすさはあらためてすごい!
50ページ、100ページと、漫画以上にページが進んでいくではないか。
時にあるページでピタッと指が止まることのあるガルシア・マルケスらとは別世界の読書だ。
マルケスと綾辻行人を比べるな、と。

・・・

4月30日(火)手術後42日目
転院7日目

母は三姉妹の長女(人生を間違えた弟がいたが、かなり前に亡くなっている)。
この日午前、末妹が見舞いに来ていた。

この末妹、高学歴家族(東大、早稲田、慶応などなど)を率い、傲慢で勘違い人生を送っていた。
しかし彼女の人生にもいろいろあり、多少丸くはなっているかなあと、少し前に届いた母に対する優しい文面の手紙を読み、わたしはそうも感じていた。
末妹はわたしの昼の面会以前に来ていたということで、既に帰った後だったが、見舞い品の洋焼き菓子詰め合わせを病室に置いていた。
この日入室し母と顔が合った瞬間、「えらいことがあったで」と言った「えらいこと」とは末妹の来訪だったわけだ。
ずっとそりの合わない末妹の顔が現れるだけで「えらいこと」というのは分かる。

で、焼き菓子詰め合わせもいただいたし、少し前の手紙も優しかったしで、返礼の電話くらいはしておかねばと、まず大阪住まいの次女に電話して末妹の電話番号を教えてもらう。
その際に次女にもベッドの母と話してもらった。
母にとっても次女にとっても数か月ぶりの会話であり、二人ともいたく感激してくれ、もちろんわたしもうれしくないはずはない。
その勢いを借りて(?)末妹にも電話したが、次女と違い相変わらずの押しつけがましい母しぶりで、母と久々に顔を合わせた「感激」などというものは微塵も感じさせなかった。
あの「手紙」は何だったのだろう。
ひょっとしたら末妹の来訪時、いきなりのことで母があまりいい顔をしなかったのかも、とも想像したが、それよりもやはり三つ子の魂百まで・・・押しつけがましい態度が根本的に変わるのは難しいのだろう。

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