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極限の愛、日常の愛、その言葉 2019年5月29日 [愛の景色]

素敵は生半可なことではなく
常に恐怖を孕んだ素敵さ
だから素敵はひたすら神の
ダイヤに近づく

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●我が母、心臓バイパス手術後闘病記66日目~A病院のリハビリ病棟と一般病棟の大きな違いとは。 [「言葉」による革命]

●我が母、心臓バイパス手術後闘病記66日目~A病院のリハビリ病棟と一般病棟の大きな違いとは。

末尾ルコ「母の話、健康医療の話題」

5月24日(金)手術後66日目
転院31日目


朝9時の面会。
母の病室に入ると既に作業療法士が来ていてリハビリの準備を始めている。
入院中はしょっちゅう体温、血圧、血中酸素濃度を測るのだが、仰向けに寝たままの母の血中酸素濃度は92~93辺りと少々低い。
途中入ってきた看護師に作業療法士がその旨告げると、ベッドへ座っての測定に替え、すると97~98の正常値に。
このような変動をどう捉えたらいいのか。
一般的に高齢者は血中酸素濃度が低めであることも多いというが。

リハビリ病棟へと転室した前日、夕方から夜半までも特に問題なく過ごせたようだ。
一般病棟との違いはいろいろあるが、例えばリハビリ病棟は夜になっても「食堂」とされるスペースに明るく証明が灯されており、かなり大きめの画面のテレビも点いている。
食堂はナースステーションに隣接しており、常に数人の看護師がPC画面で様々な情報をチェックしながら食堂内に残っている患者の様子を見守り、必要があればすぐに声を掛けられるような態勢を取っている。
リハビリ病棟初日の母も食堂に残してもらっていて、7時半にわたしが着いた時には看護師の一人に相手をしてもらっていた。
にこやかな表情で、夕方頃から不安感が募ってきた状態とはかなり違っていた。

この日(5月24日)は午前中に作業療法士によるリハビリが2回、午後は理学療法士によるリハビリ1回と入浴と、なかなかのスケジュールだ。
夕食までこれだけきっちりとスケジュールが組まれている状態は退職後の母にはなかったことで、ベッドの上で時間を持て余していた一般病棟の期間とは大きく違っている。
願わくばこの雰囲気にしっかり馴染み、退院までの日々を乗り切ってもらいたいものだ。

午前中は作業療法士との2回のリハビリで、その1回目を見せてもらったのだが、リハビリ病棟の特色の一つとして、「日中は極力私服で過ごしてもらう」という方針がある。
要するに、「退院後、通常の生活にできるだけ早く馴染めるように」、リハビリがそのリハーサルにもなっているということだ。
この朝はまず構えていたズボンと上着を、作業療法士の介助のもとに着用。
病衣でない母を見るのは久しぶりである。
さらに食堂の鏡の前に行き、作業療法士とともに髪をとかしてゴムで纏める。
鏡の前でこのような日常の作業を行うのも久しぶりだろう。
まだまだ課題は山積みだし、今後どのようなトラブルが起こるか、できる限りの予測をしながら予防していかなければならないが、物事が進んでいく状況を見るのはもちろん悪い気がするはずもない。


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●今、「出演作を必ず観る女優」の一人、ルーニー・マーラの『ローズの秘密の頁』と『タナーホール』を鑑賞してプチ感想を。 [「言葉」による革命]

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末尾ルコ「映画の話題で、知性と感性を磨くレッスン」

この5月、WOWOWで『ローズの秘密の頁』と『タナーホール』が放送されたのだが、「ルーニー・マーラ特集」ということで、特集というくらいなら5本くらいはやってほしかったのだけれど、両作品とも未見だったのでもちろん鑑賞。
ルーニー・マーラは現在「出てたら観る女優」の一人である。
作品的にはどちらも欧米の批評家に厳しいこと書かれてるけれど、そして確かに『ローズの秘密のページ』はストーリーテリングがもたつくのだけれど、映像や雰囲気はジム・シェリダン作品らしい素晴らしさで、わたしは堪能した。
クラシカルな美しい映像の中、クラシカルな美貌のルール・・・鑑賞の価値は十分過ぎるほどだ。
対して『タナーホール』はブリー・ラーソンに似ている人が出ているなと思ったら、ブリー・ラーソンだったという「おまけ」付きで、内容は取るに足りない青春映画で、よくこの脚本を映画化したものだといったところ。
けれど、約10年前のルーニー・マーラ。
現在の神秘的な雰囲気はまだ希薄だけれど、その分可愛らしさが漲っていて新鮮そのものだった。

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