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●末尾ルコ フラグメント「梅本洋一氏に関する」 [「言葉」による革命]

梅本洋一さんの『フランス語講座』は素晴らしかった。貴重なインタヴューも満載で、無料で聴けるのが驚異的でした。 そして蓮實重彦先生の名著は数あれど、淀川長治さん、山田宏一さんとの鼎談『映画千一夜』は歴史的名著です。
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極限の愛、日常の愛、その言葉 2020年5月13日 [愛の景色]

君はマスクをして
なおかつ可愛く美しく

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●我が母、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌218日目~『スクリーム』とまではいかないが、母、大満足、トビー・フーパー『レプティリア』は、巨大ワニが若者を襲う。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画の話題」

5月9日(土)手術後412日目
退院後218日目

『チャイルド・プレイ』2019年版が母にとって『スクリーム』にならなかったお話は既にしたのです。
ただただ殺人鬼(あるいは人形、動物、化け物、宇宙人など)が人間を次々と襲い殺戮していくという、これは映画ならではの愉しみの一つのパターンだとは思うのですが、つまりほとんど何も考えずに「キャー、キャー」言いながら時に怖がり、時に笑い、その時間を愉しんで過ごすような作品ですね。
『チャイルド・プレイ』がなぜダメだったのかは以前にプチ分析しましたが、妙にハイテクとか混ぜちゃうとダメですね。
で、『スクリーム』シリーズとまではいかなくても母にとってかなり満足できるその手の映画に出会えました。
その名も『レプティリア』!

『レプティリア』とはどのような映画か?
そう、でっかいワニが人を襲うだけの映画です!

動物が人を襲う映画というのも一つのジャンルと言えますが、そう言えば日本映画ではあまりないですね。
だいたいがそういうのは米国映画、その白眉はやはりスティーブン・スピルバーグ監督の『ジョーズ』でしょう。
『ジョーズ』はもう、「格が違う」ってやつですが、これについては折に触れお話していきます。
「時代を変えた映画」の一つですね。
それ以降は「鮫が人を襲う映画」も一つのジャンルとなっています。
最近では「6つの首を持つ鮫」とか「空飛ぶ鮫」とかいうのもありますね。
それらがおもしろいかどうかはさて置いて。

『レプティリア』はトビー・フーパー監督で、これが(観てみようか)と決意した一番の要因です。
ご存じのようにトビー・フーパー監督は、『悪魔のいけにえ』『悪魔の沼』『ポルターガイスト』などホラー映画のマスターで、特に『悪魔のいけにえ』この作品も、『ジョーズ』のように「世界の大衆を巻き込んで」というスケールではないけれど、「映画史の流れを変えた一本」に挙げていいでしょう。
ただわたしは鑑賞時、イマイチピンと来なかったので、またいずれ再鑑賞したいと考えてます。
フーパー監督としてはさほど知られてないですが、『スポンティニアス・コンバッション/人体自然発火』という映画もけっこうおもしろかった。

で、『レプティリア』は2000年の作品で、原題が『Crocodile』。
ワニの中でも「クロコダイル」という種類のワニが襲ってくるのですが、映画の中では「クロコダイルはアリゲーターよりもずっと大きく恐ろしい」と説明されています。
これが事実かどうかは、わたしは未確認です。

ストーリーは、いささかお馬鹿な8人の若者がキャンプ中に巨大ワニに襲われる・・・というだけ(笑)。
正直わたしにとっては(すごくおもしろい映画だ!)というわけではなかったが、フーパー監督、すべて無名の俳優だちだけれど人物描写が巧みで、襲ってくるクロコダイルの動きもお粗末だけれど(笑)、90分程度は退屈せずに持たせてくれる。

何よりもわたしにとっては母が、「いや~、怖かったねえ、おもしろかったねえ」と満足してくれたことに大満足なのだ。

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