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●末尾ルコ かつて語ったジョルジュ・バタイユ「眼球譚」「マダム・エドワルダ」の爽やかな変態と悪徳を堪能! [「言葉」による革命]

●末尾ルコ かつて語ったジョルジュ・バタイユ「眼球譚」「マダム・エドワルダ」の爽やかな変態と悪徳を堪能!

2015年にジョルジュ・バタイユの「眼球譚」「マダム・エドワルダ」を本当に久々に読み返したんです。
言わずと知れたフランスの哲学者ジョルジュ・バタイユ。
わたしは高校時代に初めて「眼球譚」「マダム・エドワルダ」 を読んだのです。
ジョルジュ・バタイユの「眼球譚」「マダム・エドワルダ」は割と近所の本屋などにも普通に置いてました。
最近は「近所の本屋」という存在が少なくなってきてますからね。
東京など大都市の大きな書店なら今でもジョルジュ・バタイユとか問題なく置いてるでしょうが、これはある程度仕方ないことかもしれないけれど、ある種の本の売れ行きが東京と地方ではまったく違う傾向になってしまう。
日本が人口減の社会となり、「東京」と「地方」の比較や対立構造が今後さらに浮き彫りにされてくるでしょうが、確かに地方には東京にないいい要素が多くあるけれど、例えば映画とか音楽とか書物の話をしたくても周囲になかなかその相手がいないという現実はしっかり見据えていなければなりません。

ところでジョルジュ・バタイユの「眼球譚」「マダム・エドワルダ」ですが、そりゃもう性欲と悪徳まみれのハチャメチャ小説・・・のように感じるけれど、爽やかなんですね、これが。書かれている内容はとんでもない、繰り返しますが、性欲と悪徳、さらに言えば変態性欲まみれ。
ところが「乾いた笑い」に満ちていて、しかも下卑切らない。
ジョルジュ・バタイユならではの芸当と言えましょう。

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極限の愛、日常の愛、その言葉 2020年7月2日 [愛の景色]

一足飛びにあなたの姿が目に入り
あなたもすぐに僕の姿を認識し
少なくとも二人はその意識の


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●我が母、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌268日目~ケアマネさん、6月の家庭訪問日。「介護職が集まらない」現状について語り合う。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題」

6月28日(日)手術後462日目
退院後268日目

6月24日は、母がお世話になっているケアマネさんの家庭訪問日。
今回はまず6月に行った3科受診の内容報告から始まって、母がお世話になっているデイケアの所長さんが辞めた件。
これに関してはケアマネさんも「その話を知って、所長さんに〈困ります〉と言いましたよ。あの人があのデイの顔でしたからね~」と。
「デイ」というのは「デイサービス、デイケア」のことを略してそう呼んでいる。
これ、医療、介護福祉関係の方々はだいたいそう呼びますね。
まあわたしも「彼(所長)の人生ですから」と真っ当なことを言いながらも内心は(残念)という気持ちが強い。
力のある人だったですからね。
そしてわたしたちがたまたま出入りの多い時期から利用を始めたということだろうけれど、10月に5人いたスタッフさんの3人が退職、新しいスタッフは今のところ2人。
やはりいささか(う~ん)というのはあります。
ケアマネさんによると、

「今介護職は募集をかけても集まらないんです」ということ。
この点については日本社会と介護職にまたがっての構造的な問題なのは以前から多くが指摘している通りで簡単に語れるはずもないが。
ただ一つ間違いないのは、

「介護職に対する社会的関心をもっと高めること」だと思います。

どうも介護職に対する世の中の見方は、ホリエモンの発言が物議を醸し出したこともあったけれど、「誰にでもできる仕事」という侮り、あるいは「どうせ高齢者の面倒を看る仕事だから」という侮りが強く残っているのは間違いないでしょう。
今回のコロナ禍に際しても、医療現場のひっ迫については早くから報道されたのに、介護現場のひっ迫に関してはずいぶんと控えめな報道であり続けています。
「高齢者だから、老い先短いから、若い人の命の方がずっと大切だ」なんていう社会効率優先的な考えはわたしは持っていません。
が、この件は込み入ったお話になるので今回はここまでにしておきましょう。

映画好きのケアマネさんとはひとしきり介護のお話しをした後、恒例の「映画のお話」。
これ、とっても大切です。
でも介護のお話しを合わせても毎回小1時間の会話時間ですからアッという間に過ぎてしまいます。
だから5月からはお薦め映画などを記したメッセージペーパーを用意してお渡ししています。
最近会えてないけれどとても大切なA病院のソーシャルワーカーさんへのメッセージペーパーも渡していただいてます。
さて今回ケアマネさんにお薦めした映画は・・・というところで次回に続きましょう。

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