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極限の愛、日常の愛、その言葉 2020年11月30日 [愛の景色]

なにせ季節はほら
12月

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●我が母(お母ちゃん)、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌414日目~ある時間になると鼻水が出始める不思議。~BOOK OFFで『ダンスマガジン』と『Newton』はいくらで売れたか? [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

11月22日(日)手術後603日目 退院後413日目

鼻水がが鼻水だけの問題であればさほど問題でない、つまり鼻水が他の重大な疾病を示唆しておらず、せいぜい単純な急性鼻炎くらいであればさほど問題ではないのだが・・・と言いたいところだけれど、鼻水だけでは現実的にはかなりの問題となる、日々の生活の中では。
鼻水が甚だしく出始めると甚だしく集中力が失われる。
(このくらいのことで)と我が精神力の乏しさを情けなく思うのだが、けれど集中力倦怠します、鼻水で。
しかも鼻水に伴ってくしゃみが出る、鼻がむずむずする、そしてティッシュを次々と使ってしまい、財布が寒くなっていく・・・。
鼻水が出ることによるメリットなど何もなさそうだ。
そして不思議なこと、かどうかはよく分からないが、このところのわたし、寒い時間はもちろん、さほど寒くなかっても午前4~5時くらいになると鼻水が出始める傾向がある。
いやだな、これ。

BOOK OFFへつい入ってしまうという、いや最近は母(お母ちゃん)とほとんど一緒に行動しているから頻度はグッと減っているが、それでも月に2回くらいはBOOK OFFへ入ってしまう。
作家にとっても出版社にとってもメリットにならないというあのBOOK OFFか。
分かってはいるけれど、最安値の棚を見まわすだけで思わぬ本と出逢う時間があるのだから、どうにも「BOOK OFFとの縁切り」を果たせずにいる。
金に糸目をつけず本を買える財力があれば行かなくて済むんですけどねえ。
いやでもお金がいくらあっても、BOOK OFFには絶版となったと思しい、しかもわたしがその存在すら知らなかった本に出逢うことがある。
その出逢いがわたしの人生を少なからず豊かにしているという事実も厳として存在する。

などと心で独り言ちながら11月のある日、その時は段ボールにいっぱいの「あるもの」を抱えていた。
けっこう重い。
車から取り出して数歩進んだら女性がこちらに寄って来た。
恋の予感ではない。
BOOK OFFのスタッフだ。
体格のいい女性でわたしでも重く感じる段ボールを軽々と持って行く。
そしてわたしは「1」と書かれた小さなプレートを渡され、段ボール箱にいっぱいの『ダンスマガジン』と『Newton』の買値スタッフが計算している間、店内の最安値の棚を物色する。
すぐに「1番でお待ちの方」と店内アナウンスで呼ばれ、レジへ行くと「360円です」と来たもんだ。
まあそんなもんだと分かってはいたけどね。
それでも段ボール箱にいっぱいの、そう、36冊の『ダンスマガジン』と『Newton』が360年、そう、「一冊10円」とはね。
しかし捨てるのもなんだし、家の中に置き場所ないし(これからも本はどんどん買いますのでね)、ネットオークションとかに出品するような暇もないのですわ。

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●末尾ルコ かつて語った『女殺油地獄』などの「男の股間」5 [「言葉」による革命]

まあ『HK変態仮面 アブノーマル・クライシス』は鈴木亮平の「おいなりさん」と称する鈴木亮平の股間を敵にくっつけるのが必殺技である「そういう映画」なので当然だが、『女殺油地獄』でふんどし姿の堤真一の股間があそこまで映し出されるとは予想外だった。
とりわけクライマックス、堤真一の「油まみれの股間」があらゆる角度からスクリーンに炸裂していたはずだ。
「だからどうした」とツッコまれても困るが、わたしはまったく「男の股間」に興味はないけれど、興味ある方にとってはお宝のシーン続出の両作品ではある、と。

タグ:映画 アート
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●我が母(お母ちゃん)、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌412日目~昨今のコロナ感染状況の中、帰高して法事参加はやはりいただけない。~『荒野の決闘』、ヘンリー・フォンダとヴィクター・マチュアの素晴らしい魅惑。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

11月20日(金)手術後601日目 退院後411日目

しかし北海道、そして都市部を中心に感染者が増え続け、さらに真冬に向けてインフルエンザと並んで脅威となっているコロナ禍状況の中で、大阪から高知へ法事に帰るって、返す返すもいただけないですね。
いや、大阪の親戚(母の次妹夫婦と息子さん)と母(お母ちゃん)は昔から仲がいいので普通なら会ってほしいのです。
けれど今はまだその時期ではない。
法事を決めたのがコロナ感染者がやや落ち着いていた時期であったにしても、おそらく参加者のほとんどが高齢者でしょうから、もっと慎重であるべきだったと思います。
それでもどうしても高知へ帰ってくるというのであれば、我が家としては「感染対策をしっかりしている店で短時間会う」くらいに収めます。
少なくとも濃厚接触にはならないように。

ところで母がお世話になっているデイケア、お盆の時期から「県外、特に感染者の多い地域から親戚などが帰って来て会った利用者は、約2週間施設利用を控えてほしい」という通達が出ています。
今回の件について所長さんに尋ねてみると、「短い時間、感染対策をしっかりしている状態で会うのなら利用を控えたりはしなくていいでしょう」というものだった。
医療施設や福祉施設など、いまだこのくらい厳しい態勢なのになあ。
件の母(お母ちゃん)の次妹、まるで「普通に会食して問題なし」のような話しぶりだったですからね。
分かってるのかなあと疑念が湧きます。
とにかく会うなら感染対策+短時間でいくしかないと。

・・・

今回『荒野の決闘』を観て、その隙のない魅惑を心底愉しんだわけですが、ドク・ホリディ役のヴィクター・マチュアがカッコよかった。
以前に観た時はさほどとも思わなかったんですが、極めて濃い顔立ちでダンディな出で立ち、シェイクスピアを諳んじる知性と感性など、もちろん実在のドク・ホリディとはずいぶん違って描かれているのだろうけれど、酒場に現れる直前からその「噂」を含めて見事な演出で盛り上げてくれる。
そしてワイアット・アープとの対峙。
映画に登場する「クレメンタイン」と「チワワ」という二人の女に想われるだけの魅力ある男として存分に描かれています。
どこから銃弾が飛んで来るか分からないまどの迫力ある銃撃シーンも、マイケル・マン監督の『ヒート』などを先取りしているし、蓮實重彦など一部シネフィルの批判を浴びることもある名優ヘンリー・フォンダも『荒野の決闘』では文句なしにカッコいい。
特にクラントン一家に投降を求めるシーン、片手に銃を持ち見得を切るようなポーズのワイアット・アープ・・・「男の魅惑」の炸裂ですわ。

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●末尾ルコ かつて語った『女殺油地獄』などの「男の股間」4 [「言葉」による革命]

で、『女殺油地獄』と『HK変態仮面 アブノーマル・クライシス』では一見何の関係もなさそうだけれど、重要な共通項がある事実を発見した。
何か?
「男の股間」である。

『女殺油地獄』は堤真一の、『HK変態仮面 アブノーマル・クライシス』は鈴木亮平の、「股間」がやたらと強調される。

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極限の愛、日常の愛、その言葉 2020年11月28日 [愛の景色]

南と西の中間に
地平線と天頂の
中間に
三日月
あなたのような

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●我が母(お母ちゃん)、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌411日目~「問答無用の名作西部劇」『荒野の決闘』を久々鑑賞、その圧倒的クオリティ。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

11月19日(木)手術後600日目 退院後410日目

映画史的に「問答無用の名作」というものがありまして、これはやっぱりちょいちょい観てないとなとやはり思いますね。
ただ「問答無用の名作」と言っても実は「あれはそんな傑作でもないよ」という意見は常に存在するのですが、しかしそれはあくまで「映画専門家あるいはかなりの映画ファン」の間でのお話。
そして映画専門家も映画ファンも、一般の映画好きを決して侮ってはならないのです。
そう、やはり「問答無用の名作」とされる映画、未見であればまず「観ておかねば」ですし、既に観ていても、「繰り返し鑑賞」はできるだけやった方がいいですね。
「問答無用」というだけあって、観るたびに理解が深まり、新しい発見もある。
それだけ充実した時間が過ごせる、というわけです。

では西部劇の『問答無用の名作』とは?
特にモノクロ時代の西部劇となればすぐに思い浮かぶのが、ジョン・フォード監督の『駅馬車』と『荒野の決闘』、そしてフレッド・ジンネマン監督の『真昼の決闘』です。
ま、他にもいろいろありますけどね。
しかし特に女性もしっくり愉しめる西部劇と言えば、これ別に女性差別じゃないですよ、『荒野の決闘』と『真昼の決闘』の日本ではないだろうか。
どちらの作品もマッチョな雰囲気が比較的希薄なんです。

というわけで今回久々に『荒野の決闘』を観ましたが、もう大満足。
母(お母ちゃん)も大満足でした。
一秒たりと退屈することはなかった。
最近こういう満足度の映画が少ないんですね。
ストーリーラインがストレートで、登場人物が絞られていて、過去と現在が入り混じったりしない(笑)という。
特に母(お母ちゃん)と観照する場合、この条件は大切なんです。
わたし自身も安易に過去現在が入り混じったりし始めると辟易する方ですが。
それとついでに書いときますが、最近のメジャー系日本映画、ファンタジーの要素が濃厚な作品がやたら多いです。
だいたいそういうのって映画の中だけのお約束があって、わたしはなかなかノレないというか、ノル気が失せます。

『荒野の決闘』はご存知「OK牧場の決闘」を題材として、ワイアット・アープやドク・ホリディらとクラントン一家の対決を中心に創作されたもの。
歴史的事実そのものではなくかなり改変してますが、まあ映画として優れていればそれでいいんです。
ワイアット・アープがヘンリー・フォンダ、ドク・ホリディがヴィクター・マチュア。
どちらもめちゃめちゃカッコいいんです。

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●末尾ルコ 語った『女殺油地獄』などの「男の股間」3 [「言葉」による革命]

在も現役感むんむんの樋口可南子の美貌と安定感はなかなかに観応えがあり、夫が糸井重里なのはどうかと思うが、『女殺油地獄』の頃は30代中盤、現在30代中盤で樋口可南子的美貌と妖艶さを見せつけられる女優がいるかと言えば、どう考えても見当たらない。
日本映画黄金期と比較するまでもなく、90年代と比べても「現在の日本人女優陣」が手薄なことがよく分かる。
ただ、『女殺油地獄』で最も感心したのが堤真一で、「二枚目だが頭の弱いドラ息子」の役を見事に演じていた。


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