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●末尾ルコ かつて語った『サンドラの週末』2 [「言葉」による革命]

ダルデンヌ兄弟の創作姿勢は、映画作りを超えてわたしたちが範とすべきだ。

最近とみにそう思うようになりました。

フランスの有力紙リベラスィオンの映画評は「サンドラの週末」に次のような言葉を贈っています。

"Deux jours, une nuit" prend aux tripes avec violence,中略 confère à Sandra le charisme et l’aura d’une Wonder Woman.

"Deux jours, une nuit"が「サンドラの週末」の原題。
「二日、一夜」という意味です。
そして
「この映画は激しく心を揺り動かし、サンドラにカリスマとワンダーウーマンのオーラを与えている」と讃えています。

既に世界的大女優として名高い、美しきマリオン・コティヤールがほぼノーメイク、低所得家庭の服装で「復職」のために、治り切っていない鬱病を抱えながら困難な懇願をして回る。
そしてサンドラは何を選択するか?

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極限の愛、日常の愛、その言葉 2020年12月31日 [愛の景色]

君と
100になった夢
それはとても誠実で
エロティックで


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●我が母(お母ちゃん)、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌448日目~末尾ルコ選定 エミリー・ブラント出演映画トップ10。~母(お母ちゃん)もすっかりファンに、King Gnuの魅力とは? [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

12月26日(金)手術後637日目 退院後447日目

さてそんなエミリー・ブラントですが、わたしが観た範囲で「エミリー・ブラント出演映画トップ10」を作れるかなとチェックしてみましたところ、できました。

1『ボーダーライン』
2『クワイエット・プレイス』
3『アジャストメント』
4『オール・ユー・ニード・イズ・キル』

5『アイ・アム・ニューマン 新しい人生の見つけ方』
6『砂漠でサーモン・フィッシング』
7『ウルフマン』
8『プラダを着た悪魔』
9『スノーホワイト/氷の王国』
10『ヴィクトリア女王 世紀の愛』

『ヴィクトリア女王』については前にも書いたように初鑑賞時はヴィクトリア女王を演じるエミリー・ブラントを(どんくさい)と感じていたのだから、作品自体にも好印象はなかった。
でもこれも今観たら印象が違うかもしれないですわなあ。
10位に置いたのはそんな意味も込めています。
トップ10の中ではとにかくもう『ボーダーライン』が最高で、呵責ない暴力描写、絶妙のキャスティングバランス、胸のすく空撮とものものしい車の移動シーンに重低音と、どこからどこまでも心を震わせてくれる大傑作です。
ヴァイオレンスシーンが苦手な方にはお勧めできませんが。
とにかくわたしの好みとしては、エミリー・ブラントの今までのキャリアの中では『ボーダーライン』が断トツ。
『クワイエット・プレイス』はSFホラーなのですが、この作品も最初から終わりまで緊張感が途切れないし、エミリー・ブラントのクローズアップ演技が際立ち、映画女優としての実力を見せつけてくれます。
そして彼女の美貌を堪能したいなら『アジャストメント』。
ボディコンシャスな服装にクールな映像。
その顔立ちと見事なプロポーションをフルに堪能できます。

・・・
一時ひげダンが断トツだった母(お母ちゃん)の最近の音楽お気に入りですが、このところKing Gnuが急浮上。
YouTubeなどで連日愉しんでます。
まあわたしが選んで観てもらってますけどね。
母(お母ちゃん)はYouTubeの操作できませんから。

King Gnuはわたしもけっこう好きです。
ひげダンよりもKing Gnuが好みですね。
ご存知のようにバンドの中心メンバー二人が東京藝術大学出身(常田は中退、井口は卒業)。
そうした学歴と音楽のセンスはまた別のものでしょうが、King Gnuの場合は双方高いレベルで恵まれています。
「三文小説」なんか実によくできた曲ですね。
曲想も豊かだし、歌詞もおもしろい。
他の曲を聴いても、いろんな音楽的引き出しを持っているのがよく分かる。
そして大切なのが歌詞。
常に文学性とセンスを感じさせてくれ、何よりも単細胞的な「ポジティブメッセージ」を濫用しないところが安心して聴ける大きな要因となっています。

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●末尾ルコ かつて語った『サンドラの週末』1 [「言葉」による革命]

「サンドラの週末」も素晴らしいジャン=ピエール、リュックのダルデンヌ兄弟。
主なフィルモグラフィを振り返ってみましょう。

「イゴールの約束」
「ロゼッタ」
「息子のまなざし」
「ある子供」
「ロルナの祈り」
「少年と自転車」
「サンドラの週末」

多作ではないけれど、どれも観れば忘れられない、心に引っ掛かる、時に突き刺さる作品ばかりです。
特筆すべきはその創作方法。
どの作品も「お金をかけない」。
ロケ、衣装など、いわば「普通の場所」で「普段着」で撮影されているものばかりだし、出演者もだいたい数人に絞られている。
この制作姿勢で「心に刻まれる映画」を創作し続けているところが凄いのです。


タグ:映画 アート
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極限の愛、日常の愛、その言葉 2020年12月30日 [愛の景色]

まあ本当言うとね
夢に見たりするんだよ
白昼であっても
君のことを


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●我が母(お母ちゃん)、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌447日目~上前歯周辺痛で歯科医受診、痛みの原因は?治療は?薬は?~『プラダを着た悪魔』でエミリー・ブラントを探した(笑)。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

12月25日(木)手術後636日目 退院後446日目

母(お母ちゃん)の上前歯周辺痛の件ですが、朝食の時に痛みでサラダが食べられないというくらいになりまして、すぐにかかりつけの歯医者に連絡しました。
午前8時30分にかけて、「9時半くらいに来てもらえますか」と迅速な対応、有り難いことです。
何もしてない時は特に痛みなどないですが、食事が愉しめないのはいけませんからね。
こんな時近所にかかりつけ歯科医さんがあるとやはり便利。
昨年入院していて今も定期受診しているA病院もすごく近所で便利なのですが、大きめの病院なのでご存知のように内科の待ち時間は長いです。
もう一つ気軽に受信できる個人営業の内科があればさらに便利なのですけれど、近所にちょうどのところがないんですよね。

さて今回の歯科受診、予想通り前歯を支える歯茎が炎症を起こしてました。
主治医さんによれば、「ぷっくりと腫れてます」とのこと。
そりゃあ何かが触れると痛いわ。
治療としては、「麻酔をして膿を出す」というものだった。
そもそも触るとかなりの痛みだし、注射は見た目がかなり長いし(針は細いようですが)、それを見ただけで、そして治療の雰囲気だけでビビった母(お母ちゃん)でして、治療中も「怖い、痛い!」と泣きながらけっこう大きな声で何度も口にする。
この辺のシンプルさが入院中も「人気者」になった要因なのでしょうが、この性格がマイナスに出ると治療が妨げられる場合もあるんです。
「怖い、痛い!」と泣きいた割には治療が終わるとケロリとしているんですけどね。

で、5日分の抗生物質を含んだ薬と痛み止めを処方してもらった。
ただすぐには痛み、止まりませんでしたけどね。

・・・

少し前に日本テレビ『金曜ロードショー』で『プラダを着た悪魔』を放送してましたね。
吹き替え版でCM付きでしたが、わたし観ちゃいました。
『プラダを着た悪魔』は封切時に映画館で観てますけどね。
ただその時点ではエミリー・ブラント、知らなかった。
「知らないうちに観ていた女優」の一人なんですね。
そういうケースってどうなんだろう、多いのか稀なのか、いろいろな俳優の作品をチェックして調べてみてもおもしろいかも。

わたしがエミリー・ブラントを「エミリー・ブラント」として意識して初めて鑑賞したのは『ヴィクトリア女王 世紀の愛』なんです。
この映画ではどんくさく感じたんですよね~。
表情に乏しくもっさりした印象で。
ところが『プラダを着た悪魔』は『ヴィクトリア女王 世紀の愛』よりも前の映画ですが、あたかも美貌を封じ込めたかのような濃いメイクで、しかもイケイケな芝居。
エミリー・ブラントが出演していると知らなかったらエミリー・ブラントと気づかなかったでしょうね、いまだに。
エミリー・ブラント、大好きです。

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●末尾ルコ バレエ~ムーヴマン~聖女。 [「言葉」による革命]

ナデジダ・グラチョーワ
それは優雅で異様なる
ニキアであって、
驚異のムーヴマンは
神話のエロティシズムまで漂わす

Nadiya Savchenko
あるいは
Надія Вікторівна Савченко
その女は
ウクライナのジャンヌ・ダルク?
そう言えば、
映画の中のジャンヌ・ダルク
あるいはジョーン・オブ・アークの一人、
ジーン・セバーグは
ブラック・パンサーと
近かったのだね

アナスタシアに
アグネス
アガタ

ルチアに
ベルべトゥア
セシリアそして
フェリチタス

さてこれら聖女たちに
加えて
畏怖すべき
聖女たちよ

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極限の愛、日常の愛、その言葉 2020年12月29日 [愛の景色]

最初から定められている
ゼロに何らかの
足し算を試みるために?

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●我が母(お母ちゃん)、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌446日目~利用中デイケアには感謝しているけれど、コロナ禍に於いては欠点もあるというお話し。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

12月24日(水)手術後635日目 退院後445日目

まあ現在母(お母ちゃん)がお世話になっているデイケア、スタッフの方々は概ねよくやってくれているし、利用中息子のわたしがずっと付き添うといういささか常識外れの要望を受け入れてくれたことも大いに感謝しています。
他のデイサービス、デイケアを見学する暇もなかったので正確に比較もできないし、「完璧な施設」などあり得ないことも分かっています。
そして全体としては今のデイケア、大きな不満はないけれど、なにせこのご時世、つまりコロナ禍の現在、施設のスペースが狭いというのはいかんともし難いですね。
施設のスペースという点では、ケアマネさんが所属している施設はとてもゆったりとした広さがあって、利用者間のソーシャルディスタンスはしっかりとれるという話でした。
そもそものお話しで言えば、ケアマネさんが所属する施設を利用できれば一番無難だったんです。
入院してたA病院とも同系列ですしね。
で、退院前はまずその施設に利用の希望を出していた。
ところが「息子が付き添い」という要望に難色を示したのですね。
これはケアマネさんもその時、「断られるとは思ってませんでした。驚きました」と言っていた。
わたしも、(料簡が狭いな、ケッ!)と逆ギレしかかった。
まあデイケア、デイサービスの成り立ちを考えれば、「利用中息子が付き添い」というのは常識外れなんでしょうけどね。
けれどわたしもこの件は譲れなかった。
A病院には今は感謝の念ばかりですが、「店頭」に関して言えば、わたしが付き添い泊まり込みを始めるまでは防げなかったのですから、デイケア、デイサービスでもマンツーマンというわけでもないし、もう(ひょっとして今頃転倒したりしてないか)と心配するのは懲り懲りでしたから。
で、今のデイケアに受け入れていただき、大変感謝している。
病院の付属施設なのもいいですしね。
ただ施設のスペースの狭さ。
これはコロナ禍が無ければさほど気にしなかったでしょうが、コロナ禍です、気にせざるを得ません。
利用者さんが少ない日はそこそこディスタンスとれますが、多く来る日は肩も触れんばかりとなります。
さらに12月のある日ですが、4人ほどの女性利用者が喋る、喋る。
しかもかなり大声で、マスクはつけているけれど、時に外したりしながら喋り続ける・・・。
わたしとしては極めてストレスがかかる状況でした。
スタッフさんが(この時期ですから、もうちょっとお静かに)とか言ってくれたらいいけれど、案外言わないんです。
母(お母ちゃん)のおまけでついてきているわたしが言うのも差し出がましいですし。
う~ん・・・。母(お母ちゃん)が利用しているのは週に2回で、行くたびにこのような「喋りまくり」という状態ではないですが、ちょっとこれはねえ。

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●末尾ルコ バレエ~身体のムーヴマン [「言葉」による革命]

ナデジダ・グラチョーワ
優雅で異様なる
身体のムーヴマン

Nadiya Savchenko
あるいは
Надія Вікторівна Савченко

ナデジダ・グラチョーワ
優雅で異様なる
身体のムーヴマン

それは何によって
もたらされるのか?

必ずしも
ヴィシニョーワにはない
その優雅にして
異様な
ムーヴマンは

スカンポの立ち姿を見て
ファルフ・ルジマートフと
ズヴェトラーナ・ザハロワの
「シェラザード」を思い出したわけでは
必ずしもないが、
スカンポと
「シェラザード」が
一緒に踊るなんてのも
風の中で
けれど「シェラザード」って
踊ったんだっけ
ファルフ・ルジマートフと
ズヴェトラーナ・ザハロワ
に尋ねてみたいな

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