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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~エドワード・フォックスの代表作『ジャッカルの日』のフレッド・ジンネマン、あるいは多和田葉子の「犬婿入り」。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

・・・

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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
 
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。

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エドワード・フォックスの代表作と言えばしかし言うまでもなく

『ジャッカルの日』である。

「素敵な映画ファン」であろうとするのなら、
「今」だけ観ていてもダメである。
ざっと映画史を常に俯瞰で眺めていられるようであるべきである。

そして「フレッド・ジンネマン」という監督の名前は知っていて、まだ観てなくても(いずれ彼の作品を観よう)と決定しておくべきである。

『ジャッカルの日』はフレッド・ジンネマンの監督作。
ドゴール暗殺を狙うスナイパーの動向を描いた凄い映画だ。

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多和田葉子の初期作「ペルソナ」と「犬婿入り」を読んだが、やはりめちゃめちゃおもしろい。
かねてから(読みたい!)と思っていて手が付けられてなかった多和田洋子だが、これから追っていくぞ。


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『アデルの恋の物語』の名台詞

「若い娘が海を越え、旧世界から新世界へ行く冒険、私はそれをする」


『バベットの晩餐会』の名台詞

「芸術家は貧しくならないんです」



眠狂四郎(市川雷蔵)の名台詞

「それはそれ 恋は恋」



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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~エドワード・フォックスとジュリー・クリスティの『恋』。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
 
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。

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エドワード・フォックスって『恋』で英国アカデミー賞助演男優賞を獲っているのだね。
『恋』は数回鑑賞しているけれど、エドワード・フォックスの印象はほとんど残っていない。
ジョセフ・ロージー監督の『恋』、何と言っても「時代の女優」の一人、ジュリー・クリスティのいつもながらのかなり捻じれた存在感、オーラが圧倒的。
ジュリー・クリスティ。
昨今彼女のような個性の女優はいない。
けれど映画の中にはいつでもジュリー・クリスティは、今ここにいる。
いつでも。
じゃあ観ましょうよ。

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そう言えば『タモリ倶楽部』が3月で終了するという。
極めて有力な「大人の笑い」が減ってしまうわけで残念だが、高知では『タモリ俱楽部』、放送してないんだよね。
テレビ朝日系列がネットされてないからってこともあるんだけど、それでもずうっと昔、一瞬『タモリ俱楽部』放送してた時期があるんです。
でもすぐに無くなった。
その明確な理由は知らないけれど、視聴率の問題だったのか、あるいはPTAとかからクレームが来たのか、どうなんだろうね。
地方だから「風紀を乱す番組が!」と怒る人たちの声が大きく聞こえる場合もあるもんなんです。



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『アデルの恋の物語』の名台詞

「若い娘が海を越え、旧世界から新世界へ行く冒険、私はそれをする」


『バベットの晩餐会』の名台詞

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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~『しおこうじフォーク村』、所ジョージ、プロのトーク。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
 
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。

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フジテレビNEXTで『しおこうじフォーク村』という番組を放送していて、「しお」といのはももいろクローバーZの「玉井詩織」、「こうじ」はジ・アルフィーの坂崎幸之助を指しているのだけれど、音楽番組として非常に充実している。
ただこの番組がかフジテレビNEXT自体がかわたしは知らないが、「予算不足」を番組中でもよく訴えている。
他では観られない素晴らしい音楽番組、何とか継続してほしいものだが。

で、2月21日の『しおこうじフォーク村』のゲストの一人が所ジョージだったけれど、おもしろかったなあ。
正に「プロのトーク」。
1時間くらいほとんど彼のトークと歌に終始したが、惹き込まれた。
やはり昨今の若手芸人とは格が違う。

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『アデルの恋の物語』の名台詞

「若い娘が海を越え、旧世界から新世界へ行く冒険、私はそれをする」


『バベットの晩餐会』の名台詞

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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~重要テーマ、「映画と会話」~草笛光子、山本リンダすごい~二つのヘンな夢。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
 
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。

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山本リンダ、71歳か。
すごいよね、身体のシェイプ、そして衰えを感じさせぬダンス。

草笛光子は今年で90歳。
すごいよね、
喋りも若いころと変わらないし、もちろん普段の生活は知らないけれど、出演している作品の中での凛として姿。
そしてユーモアのセンス。

「ユーモア」、常に大切です。
しかしセンスが無い人、多いよね。
常にユーモアのセンスを磨く努力、怠ってはなりません。

二つおかしな夢を見た。
おかしいというのは、「可笑しい」ではなく「ヘンな」という意味だが、1つは

わたしが加山雄三の着ている服に食事中の飲み物かソースをぶちまけてしまった夢。

もう一つは、

10年以上前に好きだった女性の自転車を盗んでしまった夢。

その女生とはもうぜんぜん会ってないし、ぜんぜん好きでもなくなってるんだけれど。


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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~スピルバーグ、バーホーベン、アノーの新作観たい~赤楚衛二の「家族で映画観賞会」。 [「言葉」による革命]



わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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アカデミー賞候補にもなっているスティーヴン・スピルバーグ監督の『フェイブルマンズ』、ご贔屓のミシェル・ウィリアムズも出てるし、おもしろそうですね、監督の自伝的ストーリー。
スピルバーグ監督作で好きなのはいろいろあるけれど、1位となると『ジョーズ』なんだよねえ。
それと『ミュンヘン』も大好き。


ポール・バーホーベン監督の『ベネデッタ』が話題になってますねえ。
バーホーベンこそずっと愉しませ続けてくれている映画監督の一人。
またトップ10なんか作ってみよう。

最近『愛人 ラマン』を久々に観たけれど、マルグリット・デュラスのテイストとはずいぶん違うけれど、やはり映画としてなかなか愉しめた。
そのジャン・ジャック・アノー監督の『ノートルダム 炎の大聖堂』が4月に日本公開されるということ。
2019年のノートルダム大聖堂火災をモチーフにした作品。
これも観たい。

『あさイチ』で赤楚衛二が行ってたんだけど、中学位の頃から家族で月1回「映画観賞会」を開いてたんだって。
いい家庭じゃない。
「家族で映画」、特に実写映画、これ絶対やるべきです。

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『アデルの恋の物語』の名台詞

「若い娘が海を越え、旧世界から新世界へ行く冒険、私はそれをする」


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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~クリープハイプの『ナイトオンザプラネット』が沁みる『ちょっと思い出しただけ』。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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クリープハイプの曲に『ナイトオンザプラネット』というのがあって、もちろんこれはジム・ジャームッシュ監督の『ナイト・オンザ・プラネット』をモチーフにしているのだけどなかなか沁みる素敵な歌だ。
松居大悟監督の『ちょっと思い出しただけ』はこのクリープハイプの『ナイトオンザプラネット』をモチーフにしていて、それは結果的にはジャームッシュ監督の『ナイト・オンザ・プラネット』をモチーフにしているという内容になっていて、さすが伊藤沙莉と池松壮亮が主演で退屈するところがない。
時間を逆行させて男女の愛の軌跡を追うという最初は分かりにくいかもしれないが、観ているうちにスムースに入ってくる。
ジャームッシュの『ナイト・オン・ザ・プラネット』は当時世界映画界の最先端女優の一人だったウィノナ・ライダーがタクシードライバーだが、『ちょっと思い出しただけ』では伊藤沙莉がタクシードライバー。
『ちょっと思い出しただけ』には成田凌、國村準、永瀬正敏、渋川清彦、河合優美、そしてクリープハイプの尾崎世界観らも出演している。

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「若い娘が海を越え、旧世界から新世界へ行く冒険、私はそれをする」


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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~うたちゃんが玉城ティナに? [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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うたちゃん(母)とそこで夕食、週一くらいのレギュラー化しつつある。
となると店舗数が3倍くらいになってほしいところだが、まあそれは詮無い話。
混み合う日や時間帯には行かないようにしている。
そうすれば常に他のお客さんたちから十分な距離が取れる。
1mや2mじゃなく、数m取れますよ、ディスタンス。
こういう時、イオンモールのような施設は有難い。
基本しっかりバリアフリーだし、多目的トイレは数か所にあるし。
個人経営のお店だと、まずバリアフリーが難しいところ多いし、店舗内は狭いし、まして多目的トイレなど望むべくもない店、特に長く経営しているお店はそういう傾向致し方ない。
長く経営してるのだから、お味とかは期待できるのだけどね。

2月18日、久々にデイケアへ行った。
うたちゃんと仲良しの介護福祉士の女性が、ずっと伸ばしっ放しだった髪をカットしてくれた。
この女性、介護福祉士としてのスキル、凄く高くって、爪切りもアッという間、そして長く伸びたうたちゃんの髪の毛も、何と5分程度で短めの爽やかヘアにしてくれた。
美容院とか行くと長時間になるので、しかも場所も狭いし、オミクロンの感染力を考えたら、うたちゃんに行ってもらう気はとても起こらなかっただけに、今回の速攻カット、有難かった。
うたちゃん、玉城ティナより少し長いくらいの髪形になりました。

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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~FUTABA『サクレ レモン』と日本ビール株式会社『龍馬レモン』を讃えるセレナーデ。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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FUTABAの『サクレ レモン』が好きである。
スーパー売りのかき氷である。
わたし冬でもスーパー売りのかき氷系をしょっちゅう食べている。
中でも『サクレ レモン』、大のお気に入りだ。
レモンといっても酸味があるほどではない。
甘いこたあ甘いが、レモンの風味は十分にある。
そして蓋を開けると上部に本物のレモンのスライスが載っている。
シロップ漬けのレモンなのだろう。
しかしレモンはレモンだ。
いくばくかの酸味も感じられる。
『サクレ レモン』を食べ始めた頃はこのレモン、(邪魔だなあ)と思っていた。
が、徐々にこのレモンを口に含み、口の中でちゅうちゅうとレモン汁を搾って味わうのが『サクレ レモン』を食するパターンとなっている。その後、さらさらと滑らかなレモン風味シロップがからんだかき氷を味わう。
とてもいい時間だ。

「龍馬」という固有名詞を冠した商品など本来好きではないのだが、これは気に入った。

『龍馬レモン』。

日本ビール株式会社のノンアルコール飲料だ。
しっかりしたビールの味わいとレモンの心地いい風味が絶妙のバランス。
十分な満足感が味わえるノンアル飲料。

日本ビール株式会社のサイトを見ると世界のいろんなアルコール飲料が紹介されていて、試してみたくなるけれど、今のところわたしはやはり「禁酒」である。

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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~日本人が白人に(敵わない)と信じていた時代、ビヨルン・アンドレセンの「美」とは。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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『ベニスに死す』のビヨルン・アンドレセンが映画史上最も美しい少年だったであろうことは、いかに「美は数値化不可能」であるとしても、可能性として十分ありそうな話だ。
もちろんヴィスコンティの『ベニスに死す』が創られた当時は「美しい」と表現されるのは概ね白人であり、黒人や黄色人種などの美は白人より遥かに格下であるという共通認識が世界的に蔓延していた。
歴史的に白人と大きな「関り」のある黒人はそうした共通認識に対して鋭く反発することもあったけれど、例えば島国日本人は、今では信じ難いかもしれないけれど、そうした「白人の美の優位性」を素朴に受け入れていた人たちが多かった。
白人優位に反発を感じつつも、(白人のカッコよさには太刀打ちできないなあ~。こりゃもう仕方ない)という意識の日本人が多かったと思う。
非常に歪な劣等感だが、だからこそ白人文化を熱心に学ぼうという「いい要素」もあったのだけれど。
今じゃあ白人文化事態に興味なしという日本人が多くなってしまったからなあ。

もちろん現在でも『ベニスに死す』のビヨルン・アンドレセンが美しいのは間違いないが、彼の場合あまりに絶妙な時期に『ベニスに死す』へ出たもので、その後顔の骨格などすぐに変化してしまった。
もちろんそうした「変化」が悪いというわけではないが、アンドレセンの場合は「俳優である」ということを考えればやや過酷だったし、彼の人生を扱った『世界で一番美しい少年』を観ても分かるように、『ベニスに死す』以降の「売り方」もクレバーではなかった。

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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~『ジェラール・フィリップ 最期の冬』、「映画スター」はいつでも『今そこにいる』。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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『ジェラール・フィリップ 最期の冬』というドキュメンタリー映画を観た。
フランスの大スターだったジェラール・フィリップの生涯、特に37歳で死去する間際の彼の状況を入念に描いている。

そして稀代の映画スターであるジェラール・フィリップは、舞台を心から愛し、舞台のために、仲間のそして決して様々な条件が恵まれているとは言い難い舞台役者たちのために自らの欲得を忘れて働いた人間でもあった。
あるいは左翼的思想を持ってた彼が政治活動をしていたこともよく分かる。

ただやはりジェラール・フィリップは、こうして彼の時代からかけ離れた時代に生きるわたしたちにもその美を堪能できる、つまりまごう事無き映画スターである。

つまり「映画スター」であれば、人類の文明が続く限り半永久的に

「今そこにいる美であり芸術」である。

それが映画スターというものであり、映画というものである。

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『アデルの恋の物語』の名台詞

「若い娘が海を越え、旧世界から新世界へ行く冒険、私はそれをする」


『バベットの晩餐会』の名台詞

「芸術家は貧しくならないんです」



眠狂四郎(市川雷蔵)の名台詞

「それはそれ 恋は恋」



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