●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~アニー・エルノーを読んでくれていたエライザ(ケアマネさん)。 [「言葉」による革命]
わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。
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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。
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4月26日のエライザ(ケアマネさん)家庭訪問、介護関係の話題の後は、今回は文学の話が多かった。
エライザ、ぼくが以前お薦めしていた、昨年ノーベル文学賞を獲ったフランスの作家アニー・エルノーの『嫉妬・事件』を買ってくれていて、既に「嫉妬」の方は読んでいて、「めちゃめちゃおもしろかったですよ」と。
嬉しいねえ。
スタバのJといいエライザといい、お薦めしたものをしっかり鑑賞してくれている。
ぼくの言葉で映画や小説が一人でも多くの人の貴重な鑑賞体験になっている。
こうした動き、どんどん広まってほしいんです。
世の中、「映画の話ができる人が周りにいない」「文学の話ができる人が周りにいない」などという声、実に多いし、今の日本確かにそうだけれど、しかし探せばいるし、「話ができる人を作る」こともできるんです。
で、エライザ、さすが映画だけでなく読書を愛する人、アニー・エルノーの文学も初読で理解してくれた。
そう、文学の世界、小難しい文体の作家も多いけれど(それが悪いわけではないけれど)、アニー・エルノーのスタイルは基本シンプルで分かりやすい。
そのスタイルで人間性を抉るが如きクオリティをいつも見せつけてくれる。
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『アデルの恋の物語』の名台詞
「若い娘が海を越え、旧世界から新世界へ行く冒険、私はそれをする」
『バベットの晩餐会』の名台詞
「芸術家は貧しくならないんです」
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眠狂四郎(市川雷蔵)の名台詞
「それはそれ 恋は恋」
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スペイドはクスクス笑った。「悪党も下っ端になるほど、派手なタンカを切るもんと見える」とうれしそうに言った。
『マルタの鷹』ダシール・ハメット
村上啓夫訳 より
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