●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~今だからこそ西部劇、『復讐の荒野』、威圧感のバーバラ・スタンウィック。 [「言葉」による革命]
わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。
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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。
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このところけっこうな頻度で西部劇を観ているけれど、その多くはNHK BSで放送したものだけれど、まあ観るとたいがいおもしろいのである。
最近観たのでも『牛泥棒』とか『復讐の荒野』とか、今現在の多くの映画よりもグッと高い満足感を与えてくれた。
『牛泥棒』はヘンリー・フォンダ主演だが、若き日のアンソニー・クインも出ていて、これが口髭のたいへんな色男。
アンソニー・クインと言えばフェデリコ・フェリーニの神話的大傑作『道』の「ザンパノ」のイメージが強いが、『牛泥棒』では、大きな役ではないけれど、ダンディでタフな色男。
その姿を見るだけでも人生得した気分になる。
『復讐の荒野』はバーバラ・スタンウィック主演。
ウォルター・ヒューストンの遺作となっただき品である。
監督はアンソニー・マン。
いずれのい名前もぼくが自らを映画ファンとして自覚した10代の頃はまったく馴染みのなかった名前だ。
それにしても『復讐の荒野』、観応えたっぷり。
いわばハードボイルド西部劇。
その禍々しいまでの映像、構図。
登場人物たちのいささか気障にして魅惑的な台詞。
何といってもバーバラ・スタンウイックのふてぶてしいまでの威圧的存在感。
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『アデルの恋の物語』の名台詞
「若い娘が海を越え、旧世界から新世界へ行く冒険、私はそれをする」
『バベットの晩餐会』の名台詞
「芸術家は貧しくならないんです」
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眠狂四郎(市川雷蔵)の名台詞
「それはそれ 恋は恋」
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スペイドはクスクス笑った。「悪党も下っ端になるほど、派手なタンカを切るもんと見える」とうれしそうに言った。
『マルタの鷹』ダシール・ハメット
村上啓夫訳 より
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