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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、マリリン・モンロー最晩年の『恋をしましょう』の翳に満たされた色気。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
 
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。

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マリリン・モンローが死去したのが1962年。
遺作となったのがクラーク・ゲーブルとの共演作は1961年公開の『荒馬と女』で、同作はゲーブルにとっても遺作となった。

最近クラーク・ゲーブル主演の『桑港』を観たけれど、これまた素晴らしい出来の作品。
そのお話もまたしていくとして、マリリン・モンローとフランスの大スターイヴ・モンタンが共演した『恋をしましょう』は1960年の公開。
つまり『恋をしましょう』は36歳で死去したモンローの人生の中では最晩年に当たる時期の作品となる。
しかし『恋をしましょう』の中のいわゆる中年に差し掛かた年齢のマリリン・モンローは非常に魅力的で、圧倒的光輝を放っていた若き日とはまた違う、いささか人生に疲れた風情の見える、もっと言えば、大いなる翳が差し掛かってきたその色気はある意味若き日のはちきれんばかりの姿よりもずっと惹かれるものを感じた。

最近観たマリリン・モンローに関するいくつかのドキュメント番組は、「彼女はハリウッドの男性社会と戦った先駆的女性である」と語る。
それがどこまで事実を反映しているかを即断する材料をぼくは持っていないけれど、マリリン・モンローの出演作は今まで以上に凝視しなければとは確信できた。

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『アデルの恋の物語』の名台詞

「若い娘が海を越え、旧世界から新世界へ行く冒険、私はそれをする」


『バベットの晩餐会』の名台詞

「芸術家は貧しくならないんです」



眠狂四郎(市川雷蔵)の名台詞

「それはそれ 恋は恋」



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スペイドはクスクス笑った。「悪党も下っ端になるほど、派手なタンカを切るもんと見える」とうれしそうに言った。

 『マルタの鷹』ダシール・ハメット
 村上啓夫訳 より

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