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*「認知能力減退をできるだけ防ぐ。できれば少しでも向上させる」 [末尾ルコ(アルベール)より]

うたちゃん(母)の認知機能についてぼくがどのようなスタンスでいるかをひとことで申しますと、「認知能力減退をできるだけ防ぐ。できれば少しでも向上させる」です。無理に「ひとことで」言えばこうなりますが、もちろん非常に込み入った思考に基づいています。そしてこれはあくまでうたちゃんとぼくの関係性の中での話であり、他の誰に対しても「こうするべきだ」と主張するつもりはないという点、まずご理解ください。で、「認知能力減退をできるだけ防ぐ。できれば少しでも向上させる」なんてことが可能かということですが、これもうたちゃんとぼくの生活の中では可能でしたし、現在ももちろん継続中です。続きます。
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*「午前4時にパリの夜は明ける」、映画館のタルラ。 [末尾ルコ(アルベール)より]

「午前4時にパリの夜は明ける」
タルラは映画が大好きだ。タルラが映画館でスクリーンを観る、その放心したような表情。タルラはノエ・アビタである。
1980年代のパリ。ミッテラン政権誕生に沸くパリ。エリザベートは夫と別れ、二人の子どもを一人で養っているが生活は苦しい。父が援助を申し出てくれるが、彼の老後のための蓄えを遣うのは心苦しい。
エリザベートはシャルロット・ゲンズブールである。
作品中エリザベートが泣くシーンがある。タルラが泣くシーンがある。

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*「ダイヤルM」のいかすキャスト。 [末尾ルコ(アルベール)より]

「ダイヤルM」はもちろんアルフレッド・ヒッチコックの「ダイヤルMを廻せ!」のリメイクであるが、映画史上の神様の一人ヒッチコックのリメイクとなると映画ファンとしては(余計なことしなくていいよ)となりがちで、そのスタンスは必ずしも間違いではないと思うが、しかし「ダイヤルM」は上等にたのしめたのであらる。
まずもってキャストがいい。主人公の夫婦がマイケル・ダグラスとグゥイネス・パルトロウ。そして妻パルトロウの愛人役に若き日のヴィゴ・モーテンセンだ。
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*うたちゃんの認知機能について。 [末尾ルコ(アルベール)より]

うたちゃん(母)の認知機能についても適宜お話していきましょう。高齢者と生活する、介護していく上で、当事者の認知機能は当然ながら大きな課題となります。うたちゃんの場合現在88歳、そりゃあ認知能力、60歳、70歳の頃とは違います。年輪を重ねるに従って、それなりに落ちてはきている。けれど現在のところ、一緒に生活していく上では何ら問題ない。ただうたちゃん一人で生活できるかといえば、それは無理です。半日でも無理です。だからぼくは24時間介護をしている。他にも様々な事情が複雑に絡み合ってるんですが、そうしたお話もいろんな形で発信していきます。
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*アヌーク・エーメとドナルド・サザーランドの死。 [末尾ルコ(アルベール)より]

この6月にはアヌーク・エーメが死去し、ドナルド・サザーランドも死去した。いずれも映画史に大書すべき大俳優だ。外国人俳優であるとはいえ、その死に対して無いも同然の報道しかしない日本メディアはずっと前から死に体であるからこの度はどうこう言うまい。アヌーク・エーメの映画、素晴らしい作品は多いが、まずは「男と女」、そして「モンパルナスの灯」を観てほしい。
キーファー・サザーランドがテレビシリーズ「24」で一般的にも有名になり「父親を超えた」などと言う向きもあるが、とんでもない話である。父親ドナルドと息子キーファーでは比較しようがないまでに俳優としてドナルドが上である。格が違う、立っているステージが違い過ぎる。
    
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*「愛しのアイリーン」、木野花の凄まじさ。 [末尾ルコ(アルベール)より]

木野花は現在76歳。若いよね。しかし変形性股関節症で杖で歩行していた時期もあったのだとか。しかし人工関節手術とリハビリでかなり回復しているという。
「愛しのアイリーン」で木野花は主役安田顕の母親役。息子が連れて来たフィリピン人の「嫁」を人種差別的に徹底的に憎悪する。その憎悪っぷりは妥協なしでしかも時にずっこけなユーモアが含まれていて見事だ。後半の安田顕のグズ男っぷりも凄まじいが、そんな中に人間の哀しさも濃厚に匂ってくる。
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*観たいなあ、こんな試合、あんな試合。 [末尾ルコ(アルベール)より]

まあねえ、ハーリー・レイスvsジャンボ鶴田のNWA世界戦なんて今観たら見事な試合ですよ。でも試合当時は高く評価されてなかった。プロレスメディアに(レイスや鶴田が名勝負するわけない)という先入観、侮りがあった気がします。
総合格闘技(MMA)に目を転じると、比較的初期の試合で観たいのが多いな。パンクラスの高橋義生がヴァリッジ・イズマイウに勝った試合、リングスの高坂剛がキモに勝った試合とか。

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*うたちゃんはヴァイオレンスがお好き? [末尾ルコ(アルベール)より]

うたちゃん(母)のおもしろいところは、これまでにもお話したことありますが、観るぶんにはヴァイオレンス、ぜんぜん平気なんです。平気どころか盛り上がることが多い。それは映画のヴァイオレンスシーンはもちろん、実際のMMA(総合格闘技)で流血したり骨折したりとか目撃しても平気、それどころか盛り上る。負傷などの真実性はいろいろですが、プロレスなんかを今観てもらってもけっこうウケる。現在スポーツ中継は観ないぼくだけれど、格闘技やプロレスはYou Tubeなどでちょいちょい観戦していこう、うたちゃんとね。
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*ハーリー・レイスvsジャック・ブリスコを観た。 [末尾ルコ(アルベール)より]

You Tubeでハーリー・レイスvsジャック・ブリスコなんて試合があったので観てみました。やっぱハーリー・レイス、子どもの頃の憧れだけど、今観ても十分に魅力を感じる。まあお腹はぷっくり出てますけどね。その代わり体幹の強さを感じさせる極めて安定した佇まいで、グラウンド状態で相手にフロントベッドロックをかけた時のいかにもキツそうな雰囲気など、(ストリート・ファイトではレイスが最強)との噂もかくやと感じさせる説得力、怖さがある。

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*ジュリー・デルピーとダイアン・レインが読んでいた本。 [末尾ルコ(アルベール)より]

「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)」でイーサン・ボークと出会った時ジュリー・デルピーはジョルジュ・バタイユの「マダム・エドワルダ」を読んでいた。「リトル・ロマンス」でダイアン・レインはテロニアス・ベルナールと出会った時、ハイデッガーの本を落とした。なんか嬉しい、忘れ得ぬシーンだ。
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