*うたちゃん、「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」に夢中? [末尾ルコ(アルベール)より]
「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」というドキュメント映画がありまして、これは本にもなってるんですが1969年5月に東京大学駒場キャンパスで行われた三島由紀夫と東大全共闘との討論会の模様を中心に描かれてます。討論会の模様、そして当時の関係者、さらに平野啓一郎、内田樹ら現代の識者の談話が挿入されるという構成。作家との討論会に1000人を超える学生が集まったというから、今じゃなかなか想像できないよね。当時はまさに、政治の季節、思想の季節だったのです。そしてその討論の内容は極めて思想的。難しい。ところがうたちゃん(母)、このドキュメント映画をぎんぎんに観るんです。しかも意味まったくわからずに(笑)。うたちゃんのこういう好奇心、大切だと思ってます。
*「トイレのピエタ」、「生きるとは何か」。 [末尾ルコ(アルベール)より]
「トイレのピエタ」はある青年が進行した癌を宣告され、絶望的な心理状態になる中でエキセントリックな少女と出会い、「生」に対する意識が変わっていくという展開。青年の役をRADWIMPSの野田洋次郎、少女役が杉咲花。他の出演者ではリリー・フランキーと宮沢りえがやはりいい。
青年はかつて画家を志していたが挫折した過去を持つ。この設定が終盤大きく活かされる。映画初出演の野田洋次郎のいささかぼおっとした面長の顔を松永大司監督は巧みに切り取っていき、「無表情の中の感情」を積み重ねていく。そして最後は、「生きるとは何か」という問いかけにひとつの答えを示す。
青年はかつて画家を志していたが挫折した過去を持つ。この設定が終盤大きく活かされる。映画初出演の野田洋次郎のいささかぼおっとした面長の顔を松永大司監督は巧みに切り取っていき、「無表情の中の感情」を積み重ねていく。そして最後は、「生きるとは何か」という問いかけにひとつの答えを示す。