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*「ゲッタウェイ」の凄くて美術なマックイーン! [末尾ルコ(アルベール)より]

「ゲッタウェイ」。なにせスティーブ・マックイーン。「カッコいい」という言葉のポテンシャルを最大限に発揮させてもぜんぜん足りない。100倍にも1000倍にも、それ以上にもしてみよう。
「ゲッタウェイ」のマックイーンは銀行強盗をするのだけど、妻役(実際の妻にもなる)のアリ・マッグローも何の躊躇もなく犯罪に加担する。倫理的躊躇ゼロのカップル、コンビネーション抜群である。
もちろんペキンパー美学、スローモーションヴァイオレンスも満載。満載だけどマックイーンが演じる、マックイーンがそこにいることで、より削ぎ落とされ、作品の美術度が増している。美しい。
終始ハードに展開する「ゲッタウェイ」だけに、最後のトラック運転手のおじさんとのやり取りの微笑ましさときたらない。「反則!」と言いたいくらい心が温まるのです。

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*⾓野隼⽃武道館コンサートのセトリにびっくり。 [末尾ルコ(アルベール)より]

うたちゃん(母)が夢中で観て聴いてくれる人はいっぱいいるけれど、ピアニストの角野隼斗(すみのはやと)もそのひとり。角野隼斗はまだ29歳で東大出身。東大の音楽サークル出身の仲間とPenthouseというシティ・ソウルのユニットもやっている。
そんな角野隼斗、今年7月にピアニストとして武道館でコンサートを開催した。清塚信也が武道館でコンサートをやった時、(ピアニストが武道館で!)と驚かれたけれど、早くも角野隼斗もやっちゃったんですね。このコンサート、WOWOWでも放送したのでうたちゃんと一緒に鑑賞しました。コンサートのセトリは次の通り。

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ショパン:スケルツォ 第1番 ロ短調 Op.20
ショパン:ワルツ第14番 ホ短調 遺作
ショパン:エチュード第11番 イ短調 Op.25-11「木枯らし」
モーツァルト/角野隼斗:24の調によるトルコ行進曲変奏曲
リスト:ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調 S.244/2(カデンツァ 角野隼斗版)
角野隼斗:Human Universe

即興
角野隼斗:追憶
角野隼斗:3つのノクターン
 Ⅰ. Pre Rain
 Ⅱ. After Dawn
 Ⅲ. Once in A Blue Moon
ラヴェル(⾓野隼⽃編曲):ボレロ

アンコール
J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ BWV 147
ショパン:ポロネーズ 第6番 変イ長調 Op.53「英雄」

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いいプログラムだと思いますが、よくこれで武道館でできたなというのが正直な感想です。まあそれだけ角野隼斗の個人人気が高いのでしょうね。
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