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*心は温まる、モロッコの青いカフタンの仕立て屋」。 [末尾ルコ(アルベール)より]

しかし「青いカフタンの仕立て屋」のマリヤム・トゥザニ監督はモロッコ人であり「モロッコ、彼女たちの朝」の監督でもある。なので、「青いカフタンの仕立て屋」にモロッコ人の日々が描かれていないわけがない。
モロッコの伝統衣装であるカフタンドレスの仕立て屋を営む夫婦。しかし妻は体調が思わしくなく、夫の負担を軽減する必要もあり、若い男を雇う。ところが間もなく、夫と若い男が惹かれ合っていることに妻は気づく。当然妻はその男に(いてほしくない)と思うようになるが。
哀しい物語、しかし心は温まる。

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*「トイレのピエタ」、60歳で死去した手塚治虫。 [末尾ルコ(アルベール)より]

松永大司監督の「エゴイスト」がたいそう気に入っているので、同監督の長編劇映画デビュー作「トイレのピエタ」も間違いなかろうと観てみたら間違いなかった。
「トイレのピエタ」は手塚治虫が日記の最後のページに書いていた作品の構想を原案としているということだが手塚治虫って、60歳で亡くなってるんですね。亡くなった同時はぼくも若かったから、「60歳」をそれなりの年齢だと感じていたけれど、今は60歳前後でも本当に若い人が多いからねえ。だから手塚治虫の60歳は、振り返ればいかにも早かったと感じます。

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