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*「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」の見事なバランス。 [末尾ルコ(アルベール)より]

「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」は観ようか観まいか迷ったのだが、ティモシー・シャラメは現在最重要俳優の一人だし、時にファンタジー・ミュージカル・コメディもいいかなと思い、その直前に「母の聖戦」なんてハードな映画も観たばかりでバランスを取ってみようとも思ったこともあり、観てみたら実にたのしい鑑賞時間となり大成功だった。
「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」。なにせまずティモシー・シャラメが素晴らしいのが第一。そして映画全体のバランスが実にいい。ストーリーもギャグもセットも歌もダンスも、そしてヒュー・グラント、サリー・ホーキンス、オリビア・コールマン、ローワン・アトキンソンら共演陣も、絶妙のバランスの中で映画を生きている。
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*うたちゃんも夢中、長谷川きよしの声、ギター。 [末尾ルコ(アルベール)より]

長谷川きよしって、以前からなんとなく知っていたけれたけれど、本格的に認識して聴き始めたのはごく最近。こういう時はYou Tube、役に立ちます。もちろんうたちゃん(母)も今夢中。
長谷川きよしは1949生まれの75歳。幼い頃から全盲のシンガーソングライター、ギタリストだ。ギターの腕前も見事だが、特筆すべきはその歌声。深く艶があり、突き放すようで、温かい。デビュー曲の「別れのサンバ」、中原中也の詩に彼が曲をつけた「湖上」、そしてシャンソンの有名曲「愛の讃歌」、「ラ・ボエーム」。彼の「愛の讃歌」は日本語でうたわれた同曲としては最高だと思います。
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