*うたちゃんが車中で大感激した曲は? [末尾ルコ(アルベール)より]
寒さが厳しくなってきたある日、うたちゃん(母)とぼくはスタバ某店舗とスーパーの後帰路についていた。運転中は普通ラジオをつけてるんだけど、その日その時間にある曲が流れてきた。うたちゃん、「いやあ、やっぱり美しいねえ。こんなん聴いてると涙が出てくる」と大感激。クラシックの曲だけど、何だと思います?それがヨハン・ゼバスティアン・バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」なんですね。こんなうたちゃんの純粋さが素敵。
*愛すべきソフトクリーム「みじかくも美しく燃え」。 [末尾ルコ(アルベール)より]
「みじかくも美しく燃え」はモーツァルト「ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467」が流れる中、北欧の淡い陽光が美しく、恋し合いいずれピストルによる心中をする二人の命の儚さを暗示してもいるが、そしてもちろん大好きな映画のひとつで間違いはないけれど、実は心の奥底まで迫って来るわけではない。正直なところ、途中から死出の旅を決意した男女を描いている割には表層的に感じるのだ。「心の奥底まで迫って来る」という意味では、エンターテイメント超大作である「タイタニック」の方がわたしの心には「来る」。しかし、遂にはその日に食べるものにも苦労するようになった男女の実話を描いている割にはソフトクリームのようにスウィートな雰囲気の「みじかくも美しく燃え」を、これからも愛さずにはいられないだろう。