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ある午後、ある男が「NHK記者捜査情報漏洩」の件に関してぶつくさ語る。 [メディア論]

へえ~~、NHKの記者が捜査情報を相撲協会関係者に漏洩ねえ~~。
ふ~~~ん、貧乏な家庭にも平気で受信料をむしり取りに来るNHKがねえ・・。
わざとらしく一場所だけ放送しなかったけれど、その後は「何事もなかったかのように」いち早く放送再開。
いや~~、このまま何もかもうやむやにしちまうつもりなんだろうねえ~~。
しかしNHKの記者が捜査情報を相撲協会関係者に漏洩したんだよねえ~~。
どうせなら一年間ほどNHKの放送すべて急死にするってのはどうかねえ~~。
永遠に放送休止というのも悪くないかもしれないけれど、NHKの番組を楽しみにしているひとたちもいるだろうからねえ~~。
そこまで鬼じゃねえよ、おいらも(^_-)-☆

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山田優は、女優、歌手、モデルの才能に満ち溢れているのか? [メディア論]

俳優としての才能と歌手としての才能・・この2つが高いレベルで揃っている人間が世界でどれだけいるだろう。
例えばバーブラ・ストライサンド。
歌手としては文句なしに歴史的超一流だし、女優としてもアカデミー主演女優賞を獲ったことがある。
どちらの才能も最高レベルだが、それでも「歌手」としての才能の方が遥かに上回っているのだと思う。
まあバーブラ・ストライサンドのような例はまれで、普通アメリカやフランスでは「俳優」「歌手」が軽々に互いの領域を行き来したりすることはない。(もちろん例外はあるが、あくまで例外だ)
ところが日本は・・。
先日山田優のインタヴューを読んだが、「女優、歌手、モデル・・どれも中途半端にならないようにやりたいと思う」という趣旨の発言をしていた。
・・・・・・・・・。
モデルとしてどうかは知らないが(あまり興味がない)、女優、歌手とも「中途半端」にも達してないと思うのだが。
「有名である」ということと、「才能がある」ということを勘違いしている好例として挙げたい。

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「GM 踊るドクター」視聴率低下の原因を、興味もないのに(笑)探ってみた。 [メディア論]

「GM 踊れドクター」を比較的おもしろく観ているが、このところ視聴率は振るわないようだ。
「GM 踊れドクター」で展開が毎回一緒であるというのはテレビドラマとして悪いことではないが、「謎」の解明として次々と出て来る病名は素人が滅多に効くことのないようなものばかりで、それはそれで興味深くもあるけれど、少なくとも一般視聴者が「推理」に加わることは不可能だ。
さらに「謎」の解答となる病名は番組の最後に出てくるというパターンができ上がっているから、途中で出てくるの病名にさほど興味を持つことができない。
「GM 踊れドクター」に関して、そんな視聴者が多いのではないかと思った今日この頃である。

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わたしが壇れいの「金麦」新CMを批判する理由。 [メディア論]

壇れいはそのままで非常に魅力的な女優だ。
そのままで「麗しい」という言葉が似合う稀有な女優だと思う。
ところが新しい金麦のCMではワザトラシイポーズをとったりして明らかに「カワイイ」狙い。
もちろんいくつになっても「可愛い」要素のある女性は魅力的だし、そんな女性が年齢を問わずにいることも分かっている。
しかしほぼ自然に「可愛い」のと、完全に意識的に「カワイイでしょ」というのではまったく違うだろう。
完全に意識的に「カワイイでしょ」という女性を見ると「カマトト」という言葉を思い出す。
そして実生活でもそのような女性は非常に「苛々させられる」のだ。
かつて三田佳子や黒木ひとみもCMでさんざん「カワイイでしょ」をやって、少なくともわたしの中で「女優」としての彼女たちは大きく株を下げていった。
「カマトト」でしか存在できないタレントであればまだしも、そのままで十分魅力的な女優に「カマトト的カワイイ」を演じさせるのはノーモアにしてほしい。

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ポップカルチャーの象徴「カワイイ」はそんなに素晴らしいのか?と、壇れい「金麦」CMを見てまた思うのだ。 [メディア論]

ポップカルチャーを中心とした日本の現代を象徴する代表的な言葉の一つが「かわいい」であるとされる。
若い女性を中心として「かわいい!」という言葉を連発し、本来「かわいい」という対象でなかったはずのものまで「かわいい」の範疇に入って来ている状態となってからもう長く、この傾向は留まるところを知らないようにも見える。
もちろんわたしも「かわいい」を全面否定するつもりなど毛頭ない。
「かわいい」ものは心を和ませてくれるし、生活に潤いを与えてくれるデはにか・・、などと誰でも考えそうなことを書いてみたりする。(笑)
しかし何にでも「かわいい」を持ってきたり、「海外にカワイイを発信」などという話になると、それは違うのではないかと感じるのだ。
大人には大人の世界、たしなみがあると思うのだ。
そこで壇れいの「金麦」である。

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壇れい「金麦」のCMを見ながら、ポップカルチャーについて思ったこと。 [メディア論]

このエッセーは壇れい出演「金麦」のCMを見ながら思ったことだ。

近年日本のポップカルチャーに「開き直り」とでも言うべき「高評価」が与えられることが多くなった。
異論もあるだろうが、村上隆の異常人気などもその一環のように見える。(「こうしたこと」に対する異論というのは「こうしたこと」をこと細かに分析する人たちがするのだろうが、そうした「こと細かな分析」にわたしはさほど興味はない)
あるいは日本的「アイドル」という存在もそれなりの意義はあるのだと思うけれど、「それなり」以上の意義を与えるにふさわしいかどうかは非常に疑問である。
そして現代はアイドルだけでなく、多くの日本発のポップカルチャーが「それなり」以上の高評価を与えられつつある状況なのだと思う。

ここで勘違いしてほしくないのは、「それなり」という表現でポップカルチャーを侮蔑しているわけではないという点だ。

    つづく

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選挙と「人気投票」と商業主義  6月30日毎日新聞「異論反論」西部邁 [メディア論]

マニュフェストを大幅に変更してよい、マニュフェスト違反の責任をとらなくてもよいというのは、マニュフェスト政治を大歓迎した世論が実は諸政党のマニュフェストを一行も読んではいなかったことの表れだと言われても致し方ない。これは民主主義そのものが病理にかかっていることの証左である。
 
6月30日毎日新聞「異論反論」西部邁


実際多くの有権者が本当に政治を理解して投票しているのか疑いたくなるような日本の政治状況であり、毎度毎度の選挙結果でもある。
しかしそれはこと政治に限ったことではない。
全ての事象に冷静な「質」評価ではなく、感情的、気分的な「人気投票」の要素が働いているのではないか。
そしてそんな国民性を助長しているのが一時的な「売り上げ」ばかり勝ち取ることに躍起の愚劣な商業主義であることは間違いない。

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以前から語られる「民主主義」の恐怖 6月30日毎日新聞「異論反論」西部邁 [メディア論]

で、西部邁はこうも書いている。


マニュフェストを大幅に変更してよい、マニュフェスト違反の責任をとらなくてもよいというのは、マニュフェスト政治を大歓迎した世論が実は諸政党のマニュフェストを一行も読んではいなかったことの表れだと言われても致し方ない。これは民主主義そのものが病理にかかっていることの証左である。
 
6月30日毎日新聞「異論反論」西部邁


かなりきつい書き方だが、間違ってはいないだろう。
「民の声は神の声」などというけれど、「神」がまったく選挙に必要な知識を持ってないとしたら・・。
しかしこのような問題は投票行動に限らず、日本の多くの分野で日常的に見られることなのだ。

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「アイアンマン2」の日本語吹き替え版を観てしまっての感想 [メディア論]

先だって「アイアンマン2」を観たのだが・・。
まあ目的はスカーレット・ヨハンソンだったわけで、ほとんど演技力を必要としない「謎の女」を演ずる彼女の美貌にはとりあえず満足したわけなのだけれど・・。
え、何を口ごもっているかですって?
いやその・・、日本語吹き替え版で観たわけですよ、行ける時間に字幕版がなかったから。
映画館で吹替え版を観るのは初めてだったのですが・・・、「アイアンマン2」だからまだよかったものの、シリアスな作品、あるいは練れたコメディなどでも日本語吹き替え版ではきついなあと思いました。
なにせ英語と日本語では言葉のやり取りのテンポがまるで違う。
英語でテンポよく絡んでいる会話を日本語でテンポよく絡んでいる会話に直すのは大いに無理にある話です。
それをやろうとすると、観ていて体がムズムズするようなおかしな日本語のやり取りになってしまいます。
例えば「アイアンマン2」の登場人物の1人は頻繁に「ワ~オ」というセリフを口にするのですが・・・、日本語の会話の中でそうそう「ワ~オ」などと言われても、ですよね。
さらに言えば、「映像」と「セリフ」がまったく違う場所にあるような印象さえ受けたわけです。

そんなわけで、「字幕では映像の多くを見逃してしまう」とか「海外では吹替えが主流だ」とかいう理由で吹替え版を推進する意見もありますが、わたしは完全に「字幕」派です。

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なぜ政権支持率はころころ変わるのか? [メディア論]

政権への支持率が8カ月の間に70%から20%へ、そして60%へと急変するのは、世論の病理現象である。それは政権の能力を判断するに当たって、世論が何の予測能力も持っていないことを自己暴露した。

 6月30日毎日新聞「異論反論」西部邁


民主主義は言うまでもなく「民」が代表者を選ぶシステムだけれど、「民」に適切な代表者を選ぶだけの見識と成熟した判断能力がなければ機能しないことは誰にでも分かる。
しかしそんなこと分かっているはずなのに、日本人は民主主義を機能させる要件を満たしていない・・西部邁はそんなことを言っているのだろうし、まず間違っていないと思う。
そして日本人の「見識」「成熟した判断能力」の欠如は、政治の分野だけでなく、あらゆる方面に及んでいるというのが常日頃わたしの感じていることなのだ。

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