で、わたしは「ぐ、ぐわああああーー!!」と叫びました。
だって目覚ましでセットした時間を大きく超えていたんですもの。
(ああ、おれもまだまだだねえ。目覚ましをセットしていても寝過ごすなんて。かなり大きな音がするはずなのに、そんなに眠り込んでいたのかなあ・・)
などと失望感をたんまりと湛えながら目覚まし時計を手にしたわたしだが・・。
「ん?」
で、
「ぐ、ぐわああああーー!!」な事実を発見したのだ!

目覚ましのセットが解除になっている!
起床すべき時間に合わせ、時計の上部に付いているポッチリを上げて置くとセット完了なのだが、ポッチリが下がっているではないか!
(いったい誰がこんなことを!?)
周囲を見回した。
誰もいない。
(ひょっとして忍者??)
わたしは不安のどん底の落ちかけた。
そこでふと記憶が蘇ったのだ、恐るべき記憶が・・。

わたしは確かに目覚ましの音で目覚めた。
そのとき、確かに起きた。
そして・・。
そして・・・・。
わたし自身がポッチリを押して目覚ましを止めていたのだ!
「なんだ、おれがやったんじゃねえか・・」

へへへ♪