今年のグラミー賞、バーブラ・ストライサンドのパフォーマンスそのものについて書く前に、WOWOWの放送で見られたことに対する印象について記しておこう。

そのバーブラ・ストライサンドだけれど、WOWOWの放送では彼女が神話的名曲「Evergreen」を歌い終わった後、カメラはジョン・カビラ、滝川クリステル、そしてアメリカ暮らしの小牧ユカが待機しているスタジオに移る。
この3人はバーブラ・ストライサンドの価値を分かっているのか。
特に滝川クリステルはピンと来ていないように見えた。
ジョン・カビラはストライサンドの記録などを並べ立てたが、果たしてその真価を理解していたか?
後、小牧ユカだが、おそらく彼女はある程度バーブラ・ストライサンドについて分かっていたのだと思う。
しかし小牧ユカが使った言語はだいたいこうだ。

「彼女(ストライサンド)はピンでイケちゃうんですよね」

バーブラ・ストライサンドの価値を伝えるにはあまりに軽い言葉。
会場の興奮はまったく伝えられてない。