さて「名前をなくした女神」第2話を待つことなく、視聴者は杏以外の「主要ママ」の家庭全て、「夫婦関係」が極めてよくない様子が描かれているが、現実的にこうした状況の家庭は多いはずで、その点では共感したりワクワクしたり(笑)で観ている人たちは多いだろう。わたしは以前進学塾の講師を務めていたが、離婚家庭、それに準ずる家庭、そうしたいけど出来ないと思われる(笑)家庭などとても多かった。まあここではあまり深く踏み込むまい(笑)。先だって尾野真千子と倉科カナのポジションについて書いたが、倉科カナはこのドラマの中では適役だと思う。自分の学歴、夫の学歴に大きな劣等感を持つ、かなり頭の緩い「ママ」を演じているわけだが、演技が上手いとは言い難いけれど、幼さを多分に残した容姿が頭の緩い「ママ」役によく合っている。最も複雑な役を与えられている尾野真千子の実力は言うまでもない。大袈裟な表情や芝居をせずとも心理的不安定さを表現する術を十分に心得た見応えある演技だ。

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