数々の伝説に彩られたアントニオ猪木VSモハメッド・アリ。
今思うのは、当時の日本人たちがどれだけ「モハメッド・アリ」の価値を分かっていただろうかということだ。
現役のボクシング世界へヴィー級チャンピオン・・、それだけで凄いのだが、モハメッド・アリは特別中の特別だ。
「超一流スポーツ選手」と言うよりも、もはや「歴史上の偉人」。
日本のリングに立つだけでもとてつもないことなのだ。
そのアリに、猪木は何度となく組みつく。焦れて猪木の足を取りに来たアリをグラウンドに引きずり込む。
凄いシーンだ。
多少なりともグラウンドOKのルールであれば、猪木はアリを簡単に仕留めていただろう。
さらに戦慄的なのはアリのジャブが猪木のテンプルを捉えた瞬間。
かすった程度に見えるのに、明らかに猪木の脳は揺れている。
凡百のレスラーであれば、それだけで昏倒していたに違いない。
猪木の言によれば、「アリのグローブは非常に薄く、しかもその中に・・」ということになるが、信じ難いシーン続出の恐るべき試合だったことは間違いない。
などと思っていたら、ああ時間が・・。
ああYOU TUBE・・・という夜だったのです。