真っ黒い流れが見える。ぼくはもはやそのような存在を恐れたりしない。
真っ黒い流れが見える。
かつてぼくはそのような存在を恐れていたのだろう。
記憶は見事なまでに明確な画像を描く。

恐れない。
君がぼくの中にいるのだから。