シド・ヴィシャス 「My Way」、時に聴きたくなる。びっくりするほどよくできているからだ。計算された出来のよさではない。偶然性が愉快に幅を利かせた傑作。愉快で痛快で深みが全くないという、それなのにピストルズのほとんどのナンバーよりも今聴くとずっとおもしろい。結果的に適度なパロディになってるわけだ。結局「深さ」などという精神性とは無縁のままあちらへ逝ってしまったシド・ヴィシャスを「シド!」と呼びかけるほどぼくは彼に親しみを感じていたわけではないけれど。
テイラー・スウィフトが生ギターを掻き鳴らしながらエミネムの「Lose yourself」を歌っていた。テイラーの持ち歌を歌う時よりカッコいいんだ、これが。