12月21日「第36回報知映画賞」表彰式が行われましたね。
受賞は以下の通り。

作品賞・邦画部門「八日目の蝉」(成島出監督)
作品賞・海外部門「マネーボール」(ベネット・ミラー監督)
監督賞 園子温監督(「冷たい熱帯魚」)
主演男優賞 堺雅人(「武士の家計簿」「日輪の遺産」「ツレがうつになりまして。」)
主演女優賞 永作博美(「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」「八日目の蝉」)
助演男優賞 でんでん(「冷たい熱帯魚」)
助演女優賞 宮本信子(「阪急電車 片道15分の奇跡」)
新人賞 砂田麻美監督(「エンディングノート」)
特別賞 新藤兼人監督(「一枚のハガキ」)、原田芳雄(「大鹿村騒動記」)

今年は「おくりびと」や「悪人」のように各賞が集中する「一作」というのはない印象です。
比較的「八日目の蝉」や「冷たい熱帯魚」の評価が高いかな。
ただ、「冷たい熱帯魚」は作品規模、公開規模などを考えると、日本アカデミー賞ではスルーされる可能性大です。

「冷たい熱帯魚」の園子温監督ですが、最近では一般メディアでもよく登場するようになっていますから、顔を覚えた人も多いでしょう。
染谷将太、二階堂ふみにベネチアで賞をもたらした「ヒミズ」は、何とTOHOシネマズ高知でもロードショーされます。
やはりねえ、現代の日本に生きていて、「園子温監督?一本も観てましょえ~ん!!」じゃあもったいなさ過ぎると思うんですよ。