「ラスト・タイクーン」の中でデ・ニーロに愛される女優は今見るととても魅力的と言えず、この役がテレサ・ラッセルではいけなかったのか、などと感じつつ鑑賞していたけれど、終盤訪れるとてつもないシーンに改めて陶然とする。
エリア・カザンの遺作となった「ラスト・タイクーン」は内容的に失敗作だと評価されているけれど、失敗だ成功だのとは別次元のとてつもないシーンは全人類鑑賞しておくべきだろう。
若きデ・ニーロとニコルソンが同じ画面で演技する。
これを観ずして・・・。