阿川佐和子の「聞く力」が100万分を超えるベストセラーだという。
しかしわたし、この人のインタヴュー、対談など、おもしろいと感じたことがないのである。
長く「週刊文春」にインタヴューのページを持っているけれど、無難な話に終始する。
時に見当外れのことを言うこともあったけれど前任者のディブ・スぺクターの方がずっとおもしろかった。
正直書くと、阿川佐和子がこれだけ売れる背景にはどうしても「今の日本人の甘さ」を感じざるを得ない。