UFC156。
今どれだけ強いか見当もつかない。
そこまで幻想が膨らんでいたアリスター・オーフレイム。
ドーピング検査に引っ掛かって以来1年以上のブランクを経て、対戦相手はアントニオ・シウバだ。
「掠っただけでも相手は昏倒する」
アリスターの打撃に対してもそれだけの幻想が膨らんでいた。
体格はほぼ互角。
シウバの方がよりナチュラルにして骨格も太く、アリスターは各部の筋肉が膨張した体格だ。
顔面近くのガードを固くするシウバ。
アリスターも簡単にはラッシュに行けない。