どうやらハッスルが敗北しそうである。
あの泰葉などをリングに上げたプロレス団体のことである。
放漫経営だの何だのという件に関しては、さして興味もないしコメントもしない。
ただ一時期けっこうハッスルを楽しんでいたものとして、少しだけ感想を述べよう。

ハッスルを観始めたのは、「ケロロ軍曹」が試合をするところを観たからである。
いや「試合前」と言う方が正しい。
試合になると「ケロロ軍曹」は小太りのプロレスラーが演じてしまう。
試合前の「あおり」に登場する着ぐるみの「ケロロ軍曹」が可愛いのだ。
デカイ頭、着ぐるみの故に制限された動き・・。
「ケロロ軍曹」は原作マンガやアニメが人気だが、一番可愛いのは「着ぐるみ」なのだ。

で、もっと「ケロロ軍曹」出るかなと思っていたが、あのときだけだったんですね・・ガックリ。

もちろんインリン様のどこか間の外れたトークにも楽しませてもらったし、一時の「ボノちゃん」は実におもしろかった。
けれど「長持ちしないだろうな」という思いは常にあった。

なにせ冷静になって観れば、ハッスルとは要するに「素人のコント」と「中途半端なプロレス」でしかないのだ。
何人かの一流プロレスラーは出ていたが、HGやRGなどとの素人と試合することで、結局は「プロレス」の価値を下げてしまった。

そしてわたしが一番憂いていたのは、ハッスル軍のリーダーが「なぜか小池栄子と結婚した」坂田亘になってしまったことである。
リングス時代の坂田亘をよく覚えている。
ヘンゾ・グレイシーとの試合前、叩けるだけ大口を叩いて、あっさり秒殺負け。
(え~、そりゃないぜ~~~)と思ったのはわたしだけではなかろう。

とりあえずハッスルに合掌・・。