「普通と違う?」
唇に残るスヴェトラーナの指の感触の余韻を味わいながら(←どんな夢だ~ 笑)、ぼくは問い返す。
「よく聴いて!」
少し厳しい口調になるスヴェトラーナ。
その厳しい表情の美しさ。
(なんて綺麗なんだ・・)
ぼくはスヴェトラーナのためなら何だってするだろう・・あらためてそう思った。
「アルベール!何を考えているの?」
「え?」
「違うことを考えていたんでしょう」
「お見通し何だね、スヴェトラーナ」