「気狂いピエロ」「奇跡の丘」「許されざる者」「タクシー・ドライバー」、そして「散り行く花」。

実は「タクシー・ドライバー」以外にもデ・ニーロ作品は挙げたいものが多い。
1973年の「ミーン・ストリート」から始まって、少なくとも90年代まで。
ロバート・デ・ニーロほど驚異的な作品群を残した俳優は、後にも先にもきっといない、出ない。
そしてわたしはまだ、デ・ニーロなら何かやってくれるのではと夢に見ている。
そう、デ・ニーロほど夢中になれる俳優も、後にも先にもきっといない、出ない。

「レイジング・ブル」までのデ・ニーロ。

「ミーン・ストリート」「ゴッドファーザーPART II」「タクシードライバー」
「1900年」「ディア・ハンター」「レイジング・ブル」

言葉を失う。
「一流」と呼ばれる俳優でも、生涯でこのうちの一本分の作品も残せやしない。