第63回カンヌ国際映画祭の各受賞作品・受賞者が決まった。
主要な授賞作・受賞者は以下の通りだ。

パルムドール
「LOONG BOONMEE RALEUK CHAAT/前世を思い出せるブンミおじさん(原題)」(スペイン=タイ=独=英=仏合作映画)アピチャッポン・ウィーラセタクン監督

グランプリ(審査委員特別賞)
「DES HOMMES ET DES DIEUX/神々と人間(原題)」(仏映画)グザヴィエ・ボーヴォワ監督

男優賞
ハビエル・バルデム
(「BIUTIFUL/ビューティフル(原題)」(米映画)アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督

エリオ・ゲルマノ
(「LA NOSTRA VITA/我々の人生(原題)」(仏=伊映画)ダニエレ・ルケッティ監督

女優賞
ジュリエット・ビノシュ
(「COPIE CONFORME/サーティファイド・コピー(原題)」(仏=伊=イラン映画)アッバス・キアロスタミ監督

監督賞
「TOURNEE/ツアー(原題)」(仏映画)マチュー・アマルリック監督

全て観ていないのでこのチョイスに関して意見を言うことはできないが、ジュリエット・ビノシュがアッバス・キアロスタミ作品へ出演し、受賞したことに対しては敬服するしかない。
それだけの実績を積んで来たからできることではあるが、ビノシュのクリエイティヴィティに対する貪欲さは世界中の女優が注目すべきだろう。
カンヌ映画祭の傾向についてフェノンと話をしたので、後日紹介しよう。