架空情景

朝だ。
箕輪幸人は爽やかに目覚めた。
軽やかに伸びをする。
スヌーピーのパジャマに包まれた体が、
妻も子どもも、もう出かけている。
「おれの天下だ、おれの世界だ!」
そうつぶやき、カッと豪快に笑顔を浮かべ、箕輪幸人は「恋のゲリラ戦争ノート」を開く。
もちろんページは「恋のさや当て大作戦」。

① 秋元優里の目の前で別の女といちゃいちゃする。
   ↓
② それを見た秋元優里が嫉妬の炎に燃える。
   ↓
③ 必然的に箕輪幸人に対する愛に気づく。
   ↓
④ 秋元優里、箕輪幸人に愛の告白
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⑤ 2人は温泉旅行に出発

「ふむ、我ながら完璧だ」
などとほくそ笑みながら、「さあ、実行あるのみだ」と気合も入れる。
「まず①だ。(別の女)というのを見つけなければ・・」
箕輪幸人の脳裏には・・