学校へ通っていた頃、授業がつまらなかった。
ほとんどの授業がつまらなかったけれど、国語や社会がとりわけつまらなかった。
「とりわけ」と敢えて書いたのは、今では文学なしでは生きられないし、歴史からどれだけ生きる力を与えられているか分からない。
なのにあれだけおもしろくなかったのは、わたしに問題があったのか、授業に問題があったのか・・。
少なくともわたしが受けていた授業であれば、今のわたしでも「つまらない」と感じるだろう。
正直あきれるようなセンセー方も多かったのだ。
おそらく今でも多いかもしれないが。

もちろん世の中には多くのいい先生がいたはずだ。
わたしも振り返ると割合としては多くないが、「いい先生」に巡り合っていないわけではない。
けれどついに学校時代には国語や社会を「おもしろい」と思わせてくれなかった。
逆にずいぶん長く、「歴史」をつまらないものだと思ったままにさせてくれた。
歴史は本当は、ものすごくエキサイティングなものなのに。