吉岡清十郎が「気」で木の茂みに潜んでいた鳥たちを飛び立たせたシーン。
これは「バガボンド」の作者井上雄彦の創作だと思っていたが、清十郎に関してそのような逸話も伝わっているらしい。
もちろん逸話は逸話であってこれを事実と思うわけにはいかないが、もし「気」で鳥たちを飛び立たせることができれば素敵ではある。

なぜわたしはこのような話を書いているか?

別にまた「バガボンド」の清十郎を延々と語ろうというわけではないのだ。
わたしの言いたいのは、もし「気」で鳥たちを飛び立たせるのが可能であれば、「気」で蚊を寄せ付けないようにするのも可能ではないかということだ。
そしてもちろんわたしはやってみた。
わたしの「気」を恐れ、蚊が逃げて行くかどうかの壮大な実験を。

       恐るべき実験結果は次回である