仮眠と言うと地味な感じがするが、シエスタと言うとけっこうロマンだ。スペインの強烈な日差し、それに相応しく濃い影。うつらうつらしているとどこからともなく聴こえてくるギターの音がそよ風のように耳をくすぐり、夢ともうつつともつかないまま、脳裏にはアンダルシアの景色が広がる・・などとバカなことを書いてしまったが、わたしはかなり不規則な生活をしているので、仮眠はよく取る。
「シエスタしてますよ~」と主張したいのはやまやまだけれど、夜の中途半端な時間に寝ることもあり、さすがにそれを「シエスタ」とは呼べない。などと書いていたら、「シエスタ」というタイトルを付けた2つの作品を思い出した。一つは大貫妙子の「シエスタ」。もちろん歌です。ああ、一時期よく大貫妙子を聴いていたなあ、今は全然聴かないなあ。などと特に感慨もなく思い出したわけで、もう一つの「シエスタ」は映画。エレン・バーキン、ジョディ・フォスターなど女優陣は豪華だった。