UFCのことをプロレスファンが知ったのは・・。
「格闘技ファン」と書かないのは、まだその頃は「格闘技ファン」と言えるだけの大きな塊にはなっていなかったから。
しかしパンクラスの登場で、「チョークスリーパー」という概念がプロレスファンの間で衝撃を持って流通し始めていた時代でもあった。

UFCのことをプロレスファンの多くが知ったのはその頃、パンクラスのリングで圧倒的強さを見せつけていたケン・シャムロックがなんと「短時間で」完敗したというニュースによってだった。
ケン・シャムロックを破ったのはホイス・グレイシ―。
最初、その試合を伝えたプロレス雑誌にもホイスの写真が載っていなかったので、より想
像力が刺激された。
あのシャムロックが完敗するとは、どんな恐るべき格闘家なのだ?
とまあ、こんな感じでプロレスファンの意識を侵略して来たグレイシー柔術。
それはそれは計ったようなタイミングだった。

おっと、「名勝負」までぜんぜん行き着いてないぜ(笑)