俳優のやるべきことは「俳優」。
映画など、作品の中でどのような姿を見せ、芸術性やエンターテイメント性を高めることができるかが俳優のクオリティというものだが、インタヴューや記者会見などもおろそかにしてはならない。
ちょっとした「話」で、分かる人間には分かるのだ、その俳優の「中身」が、手に取るように。

例えばたまに
「映画、全然観ないんです。小説も読まない」
などという俳優(?)がいる。
すでに俳優として素晴らしい才能・実績を見せつけている人間であれば、「うん、そんなのもありかな」と思うのだけれど、そうでなければ「ダメだ、この人」という印象になる、普通は。

過去の作品の影響を受け過ぎてはならないが、園子温は若手俳優に偉大な映画の鑑賞を強いるともいう。
基本的にはそれが正解だ。
歴史を知らずして、「現在」の立ち位置が自覚できるわけはない。

で、高良健吾だけど、

つづく