公開時に映画館で観た作品のDVDをこれだけ待ちわびたのはいつ以来だろうか。
カーレ・ヘーデブラントのオスカー (Oskar)とリーナ・レアンデションのエリ(Eli)。

そしてDVDで二回目を観ても、感動は何ら薄らぐことはなかった。
トーマス・アルフレッドソン監督の「ぼくのエリ 200歳の少女」だ。

冷え冷えとした冷戦時代のスウェーデン。
徹頭徹尾貫かれる孤独感。
その孤独感があまりにも悲しく、あまりにも豊かなのだ。

「ぼくのエリ 200歳の少女」の英語タイトルは「LET THE LIGHT ONE IN」。

美しいタイトルだ。