テオファニス・ランボウカス、「テオ・サラポ」と呼ばれた男がエデイット・ピアフと結婚したとき、ピアフが彼より20歳年上。
そしてピアフはすでに枯れ果てた容貌となっており、財産もないのみならず借金まみれの状況だった。
しかもだ。
結婚が1962年、ピアフが死んだのが1963年。
結婚生活はほぼ一年間。
ここまでならば、一体この結婚は何だったのだ」という疑問のみで終わるかもしれない。
しかし次のエピソードを聴けば、まともな神経を持っている人間は心の底から異様なうねるが湧いてくることを抑えられないだろう。
テオ・サラポはピアフの死後、6年を費やして彼女の借金を全て返済した。
さらに・・テオ・サラポは、借金返済後間もなく交通事故で死んだ。