このような時、つまり大きな災害が発生し、しかし被災者とならなかったぼくたちはどんな様子でいるべきか。
わたしは被災者の心情と寄り添うのが第一だと思う。
今回の地震だけではなく、いつでもそうだ。
世界で大きな悲劇が起こった時、まず基本は「苦しんでいる人たち」の心情に寄り添うことだと思う。
もちろん人間だ、様々な感情が生まれ、消え、生まれる。
人間の心が「善なる精神」のみで満たされることなどまずないだろう。
けれどもし人間の心に全幅の信頼を置くことができないとしても、ぼくたちは挑戦しなければいけないだろう。
「苦しんでいる人たち」の心情に寄り添い、彼らのために「できること」があればすぐ始めるという単純なことがらに。