東日本大地震の死者・不明者は2万人をゆうに超すという。
途方もない数だ。
しかし、テレビ報道などではこの途方もない犠牲者の数に付いてできるだけ触れないようにしている気がしてならない。
もともと「シリアスな話題」、そして「死」を隠蔽しがちな日本のテレビだ、「なるべく明るい話題を」という意図が働いているのは間違いないと思う。

しかし。
「2万人を超す」と予想される犠牲者を直視せずに先へ進めるのか?
これは別に「いつも深刻な顔をしていなければならない」とか「ブログには震災のことだけを書かなければならない」と言っているのではない。
被災しなかった我々の生活は極力「普通」であるべきだと思う。
そんな中で、大震災の現実から目を逸らすべきではないと言いたいのだ。
わたしたちが直視していなければ、きっと日本のテレビ局は犠牲者の話題をスル―し始める。