かつてハートHeartのファンだった頃・・と書くと、今ではファンでないように聞こえるだろうが、しばらく忘れていたからファンではなかったのだろう。しかしでは「ファン」とはどういうレベルの人間を言うのか。いつも「それ」を意識している状態の人?まあここでは深く追究せずにおこう。
ぼくは2011年2月21日の夜にハートの映像をいくつか観たわけだけれど、ひょっとしたら新たにナンシー・ウィルソンのファンになったかもしれない。
かつては写真でしか観ることのできなかったナンシー・ウィルソンが、今となってほとんど自由に映像で観ることができる不思議はともかく、カッコいいのだ、ロングのブロンドでギターを構えるナンシーが。
ロックは音楽だけれども、ファンの熱は演奏者の姿によっても左右される。
でもそれはロックだけではない。
かつてショパンの演奏する姿を観た貴族の婦人たちがどれだけ陶酔したことか。