体操。
特に女子体操は、
ソヴィエト連邦という絶対的覇者とルーマニアというロマンティシズムと恐怖が入り混じったイメージを持つ国が主導し、時にアメリカ合衆国などが挑戦状を叩き付ける。
その図式がおもしろかった。
ソ連、ルーマニアという強大な二国が常に存在していたからこそ、ロス五輪メアリー・ルー。レットンのインパクトが生まれたのだ。
わたしの印象では、女子体操がその輝きを大きく放ったの最後のオリンピックがソウルだったような気がする。
ルーマニアはダニエラ・シリバシュとアウレリア・ドブレの二枚看板を擁してソウルへ乗り込んだ。