もちろん東京は、所得は高くても「持ち家比率」は47位だ。
けれどこの数字を持って、「東京って金は稼げても家も持てなくて不幸だなあ~~」などと決めつけるわけにはまるでいかない。
そもそも「家を持っていれば幸福なのか?」という根本的疑問があるではないか。
「ものを持つ」というのは時に大きな不幸となるのだ。
持ち家があればある程度の安定感は得られるだろうが、あくまで「ある程度の」だと思う。

では「2008年度の1人当たり県民所得」、11位からを見てみよう。

11、京都   12、栃木   13、山口   14、広島   15、三重 
16、石川   17、福島   18、兵庫   19、山梨   20、福井

三重は落ち込み幅が最も大きかったということで、12.2%減となっている。
例えば広島や宮城などの政令指定都市が、同地方の他の県よりも下位になっているという点も興味深い。